目黒駅から徒歩3分、緑あふれる中にある「ホテル雅叙園東京」。一歩ホテル内に入ると、日本美を感じる豪華絢爛な装飾が目に入り、一瞬で非日常空間へと誘ってくれます。
そんなホテル雅叙園東京のクリスマスケーキは、毎年アーティスティックで、繊細なビジュアルに思わずため息が漏れるような仕上がりとなっています。
本記事では、ペストリー料理長の生野剛哉氏が丹精込めた2023年のクリスマスケーキをご紹介します。
新作4種を含む「ホテル雅叙園東京」の2023年クリスマスケーキ6種
■1:ホテル雅叙園東京のクリスマスケーキを代表する「玉手箱」
毎年人気の玉手箱型の豪華なケーキが今年もお目見え。チョコレートで作られた2段の重箱は、ホテル内にある組子細工がモチーフとなっていて、重厚感があります。
重箱の中にはクリスマススイーツがたっぷりと!
まず「一の重」には色とりどりのスイーツがぎゅっと詰め合わせられています。生野シェフが27年間作り続けているシグネチャー「シシリアン」、そして「フルリール」に「栞杏」というプティ・ガトー3種のほか、結晶ボンボン、オレンジショコラ、季節のフルーツ、ステッキチョコ、そして北欧紅茶・胡桃シナモンというパウンドケーキが2種入っています。どれから食べようか迷ってしまいそうですね。
「二の重」には、クリスマスケーキ人気No.1の「嘉山農園の苺ショートケーキ」が。ひとつで余すところなくホテル雅叙園東京のクリスマスケーキを堪能できます。
こちらは限定10台となっているので、予約はお早目に。
■2:雅で上品な和の味わい「抹茶かのこ」
深く、鮮やかな抹茶のグラッサージュショコラにコーティングされた新作「抹茶かのこ」。その中の通り、抹茶の香りと味わいが堪能できるケーキとなっています。
断面を見ると、さまざまな味が組み合わさっていることがわかります。
上から順に抹茶のムースショコラ、抹茶のビスキュイ・ジョコンド、栗羊羹、白いんげん豆と酒粕、クレームオブールマロン、抹茶と黒豆のケークと、さまざまな味わい、食感のものが組み合わせられたケーキになっています。
一口ほおばると酒粕の香りがふわり。抹茶や黒豆など和の味わいが重厚なハーモニーを織りなしつつ、それでいてバターの存在感もしっかりと感じられるものでした。
■3:クリスマスのワクワクをケーキに「オレンジ・ノワゼット」
切り絵細工のようなデザインが印象的な「オレンジ・ノワゼット」。こちらも2023年新作のケーキです。
甘いくちどけのムースショコラの中に、クレームオランジュ、オレンジピールペースト、ザッハ・マッセ、ガナッシュなどを重ねてグラッサージュショコラでコーティング。土台はヘーゼルナッツのヌガーで、食感に変化をもたらしています。
一口いただくと、するりと舌の上でムースショコラがほどけ、その奥にオレンジの香りを感じさせてくれます。
そして目を惹くのがケーキの上にそっと乗せられた装飾。聖夜の家の窓から覗く風景をチョコレートで象っています。切り絵細工のようなデザインが繊細さを際立てます。
■4:華やかさが際立つ「フロマージュ・フィグ」
ホワイトチョコのポインセチアが印象的な「フロマージュ・フィグ」。クリスマスにぴったりな華やかさがある新作ケーキです。
ピーカンナッツとグラハムクラッカーを土台に、いちじくのコンフィ、スフレフロマージュ、クレームフィグが層となっており、上層部にはメープルシロップのナパージュが。
濃厚でまろやかなクリームチーズのスフレと、甘くプチプチとした食感の白いちじくのコンフィがほどよいマリアージュを演出。一味違ったクリスマスケーキとなっています。
■5:ベリーと柚子のマリアージュ「フレーズ・柚子」
真っ赤なベリーのケーキ……と思いきや、さわやかな柚子の風味が印象的な新作「フレーズ・柚子」。
パートシュクレ、柚子のクレームダマンド、いちごのコンフィチュール、白餡と練乳の羊羹、ビスキュイフレーズ、ムースフレーズがドーナツ型に層になっています。
もちろん、ベリーの存在感もあるのですが、その名の通り柚子の香りと味わいが口の中に広がります。何より、ベリーと柚子の相性が抜群です。そして、忘れてはいけないのが羊羹の味わい。羊羹とケーキの組み合わせは意外ながら、互いのよさを引き立てる味わいとなっています。
■6:クリスマスの定番「嘉山農園の苺ショートケーキ」
クリスマスと言えば、欠かせないのがやはり王道のいちごのショートケーキです。
ホテル雅叙園東京のショートケーキで使用しているのは、肥料や栽培法にこだわった嘉山農園のいちご。絶妙な果肉の固さ、程よい酸味、そして甘い香り。そんないちごのよさを引き立てるようにスポンジ生地や生クリームの甘さは計算して作られています。ぜひ一度は味わいたいショートケーキです。
「シュトーレン」と一緒にクリスマスまでをカウントダウン
クリスマスと言えば、もうひとつ忘れてはならないのがドイツの伝統菓子で日本のクリスマスにもすっかり定着してきた「シュトーレン」です。
ドライフルーツのレーズン、チェリー、オレンジピール、アーモンドがたっぷりと混ぜ込まれたしっとりとした生地。薄くスライスして、ワインと一緒に少しずつ味わうのがおすすめだそう。ぜひクリスマスを待ちわびながら、毎日一切れずつ味わって。
ビジュアルだけではなく、味わいにもこだわりが詰まったホテル雅叙園東京のクリスマスケーキ。こんな組み合わせがあったのかと新鮮な食体験ができること間違いなしです。
2023年のクリスマスは、ぜひ大人の時間にぴったりなホテル雅叙園東京のクリスマスケーキで素敵な時間を過ごしてみてくださいね。
問い合わせ先
- ホテル雅叙園東京 PATISSERIE「栞杏1928」
- 「クリスマスケーキ2023」
- 予約期間/2023年10月1日(日)~12月17日(日)
- 予約方法/店頭またはオンライン、電話
- 受け渡し期間/2023年12月22日(金)~12月25日(月)
- TEL:03‐5434‐5230(11:00~20:00)
- 住所/東京都目黒区下目黒1-8-1
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- ふくだりょうこ
- EDIT :
- 小林麻美