静かな白磁、モダンな硝子、大胆な絵皿etc.|毎日愛でたい存在感!心惹かれる「作家の器」

食卓に並べるのはもちろん、アートとして、部屋に彩りを与えることも。そんな感覚で取り入れたい、さまざまに活動する作家の器をご紹介します。しまい込まず、飾ることで、器の魅力も愛着も、ぐっと深まって。

【As Art】鎌田奈穂さんの銀器|軽やかなシルバーという新しい感覚が生活を豊かに彩る

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手仕事ならではの温もりが、空間を優しく。鎌田奈穂のボウル 左から/『Bowl S』[直径13.5×高さ5cm]¥75,000・『gizagizaBowl』[直径12.5×高さ3.5cm]¥50,000・『Bowl L』[直径15×高さ4.5cm]¥75,000、ローテーブル『ブラスト80』¥191,300(カルテル トーヨーキッチンスタイル) ローチェア『Eames Molded Fiberglass chair』¥229,900(ハーマンミラーストア 丸の内) その他/私物

ランダムに置いたボウルがガラステーブルに映えて

銀製の器と聞くと、重厚なイメージがありますが、東京で活動する金工作家・鎌田奈穂さんの作品は、軽やかで、楚々とした雰囲気。実際に手にしても薄くて軽く、使いやすさがあります。

鎌田さんは、古道具に惹かれて金工の世界に。それゆえ作品には、日常的に使うことを軸とした、心地よさがあります。その特徴はまた、部屋に飾ったときにも本領を発揮。シンプルなフォルムとマットな質感が落ち着いているので、そのまま置いておくだけでも、空間に自然となじんで。昼間なら、窓から差し込む太陽の光が当たったときの、キラリと輝く姿もまた、銀器が呼び起こす小さな景色です。

銀は経年変化のある素材なので、飾ったり、使ったりすることで、どんどん味わい深く。その育っていく過程を日々見つめていくのも、楽しみのひとつです。

【On the Table】軽食時にさらりと料理を盛るのに合う

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ボウル/写真上と同じ(右と左)・鎌田奈穂のカップ¥80,000[直径7.5×高さ7.5cm]、その他/私物

気負わずに使いたくなる鎌田さんの銀器は、週末にゆったり過ごしたい、ランチやアペロにぴったり。純銀はにおいがなく、食べ物や飲み物の味や香りを邪魔しないという特性が。実は食との相性がいい素材なのもいい。


Information
[Instagram]@naho_kamada

※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
※作家の器は個展での販売が中心です。取り扱い店舗では不定期入荷のため、在庫がない場合もあります。器は手づくりのため、色や形、サイズに個体差があります。

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PHOTO :
白石和弘
STYLIST :
Chizu
EDIT&WRITING :
湯口かおり、古里典子(Precious)