静かな白磁、モダンな硝子、大胆な絵皿etc.|毎日愛でたい存在感!心惹かれる「作家の器」

食卓に並べるのはもちろん、アートとして、部屋に彩りを与えることも。そんな感覚で取り入れたい、さまざまに活動する作家の器をご紹介します。しまい込まず、飾ることで、器の魅力も愛着も、ぐっと深まって。

【As Art】鹿児島 睦さんの絵皿|見た瞬間、幸せな気持ちに包まれるおおらかな絵画のような作品

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ヨーロッパの家庭で見るような、絵皿を絵画に見立てたアレンジ。左から時計回りに/鹿児島睦のオーバルプレート[31.5×23×高さ2.5cm]¥440,000・プレート[直径27×高さ1cm]¥418,000・オーバルプレート[29×20×高さ2cm]¥385,000・オーバルプレート[31.5×23×高さ2.5cm]¥418,000/すべて参考価格、ハイスツール『ENDLESS』¥135,000(カッシーナ・イクスシー青山本店) その他/私物

多彩な絵皿をランダムに壁掛けして

福岡で活動を行っている鹿児島 睦(まこと)さん。今年はロンドンで個展を開くなど、国内外にコレクターの多い、話題のアーティストです。作品をつくるうえで大切にしているのは、「人々のよりよい暮らし」。器も、使うものでもあり、見るものでもあるという思いがあり、鮮やかな色彩の絵皿を眺めていると、まるで絵画を鑑賞しているかのような、多幸感に包まれます。

部屋にあると楽しくなる。そんな器選びも、新しい視点ではないでしょうか。

鹿児島さんの作品には、さまざまな植物や動物が描かれています。よく見ると、彩色だけでなく、線彫りや蝋抜き(溶かしたロウを塗り、抜き模様を施す方法)など、たくさんの手法が用いられており、描き方は、ときに大胆、ときに繊細。思わず見入ってしまう、それも鹿児島さんの作品の魅力のひとつです。

【Close Up】抽象的な図案が見る者の想像力を高める

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鹿児島さんの絵皿は、遠目で見てもきれいだけど、細かいところまで見ると、よりその魅力に触れることが。マットな手触りの皿に、使う顔料は全部で10色ほど。絵付けだけでなく、作品によっては、細やかに線彫りが施されていることも。絵皿によって作風が異なるので、自分の部屋に合う一枚がどれかを、選ぶ楽しさもある。


Information
[Instagram]@makoto_kagoshima
[個展]現在、PLAY!MUSEUM(東京)にて開催中(2024年1月8日まで、その後、静岡、福岡でも開催)

※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
※作家の器は個展での販売が中心です。取り扱い店舗では不定期入荷のため、在庫がない場合もあります。器は手づくりのため、色や形、サイズに個体差があります。

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PHOTO :
白石和弘
STYLIST :
Chizu
EDIT&WRITING :
湯口かおり、古里典子(Precious)