「異用」ってなんと読む?「いよう」ではありません!
明日、10月20日は『リサイクルの日』です。これは「1020(ひとまわり、ふたまわり)」の語呂合わせで制定された記念日で、この日を含む10月全体が「3R推進月間」と定められています。それに伴い、10月には循環型社会の形成に向け、地方公共団体などが、さまざまな取り組みや行事を行い、昨今はこの流れに乗って、民間企業の企画したワークショップなども開催されています。ということで、本日は「再生利用」というキーワードの中から「再」「用」という字の入った日本語クイズをお送りします。ちなみに「3R」とは「Reduce(リデュース:廃棄物などの発生抑制)」「「Reuse(リユース:再利用)」「Recycle(リサイクル:再生利用)」です。こちらもこの機会に覚えてみてくださいね。
【問題1】「再明年」って何と読む?
「再明年」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「来年の次の年」という意味の言葉です。
<使用例>
「再明年あたり、孫の物心が付いたころに、この木にも花が咲いていたら嬉しいわね」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 再明年(さみょうねん) です。
「再」を「さ」と詰まって読む「再来年(さらいねん)」と同じく「「再明年(さみょうねん)」の「再」も「さ」と読みます。また、「明日(あす)」を「明日(みょうにち)」と読むとぐっとフォーマルなイメージになりますよね。「明(みょう)」と音読みを使用する「再明年(さみょうねん)」も、大人の語彙としてストックしておきましょう。
…さて、2問目は「用」という字の入ったクイズです。
【問題2】「異用」ってなんと読む?
「異用」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「別の用事。異なる使い道。ほかの用途」という意味の言葉です。
<使用例>
「ガラクタだと思っていた品を、こんなふうに異用に使ってもらえるなんて、うれしいわ」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 異用(ことよう) です。
「用」のほうは音読みですので、「湯桶読み(ゆとうよみ=先の字を訓読み、うしろの字を音読みする)」の熟語です。「異用(ことよう)」と訓読みが入った響きが、どことなく上品なイメージですね。エレガントに使いこなしたい言葉です。
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本日は、10月20日『リサイクルの日』にちなんで、「再」「用」という字の入った日本語から、
・再明年(さみょうねん)
・異用(ことよう)
の読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版 日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/環境省ウェブサイト/『WWD JAPAN』ウェブサイト/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱