身長156cmのインテリアエディターDが、おすすめのアイテムを実際に体験しながらレポートする本連載。今回は、北海道・旭川で道産の木材を用いながら国内外のデザイナーと協業する「カンディハウス」から、自宅に置きたくなるワークチェアをピックアップ。経年変化も美しい彫刻のような木部が目を惹く『FOUR チェア』の魅力に迫ります。
自宅に置くワークチェアに欲しいのは、多機能ではなく美しさ
リモートワークが当たり前に選択肢の一つになった昨今、ワークスペースをリビングダイニングに設けることは普通になりました。この連載でもさまざまなワークチェアを取り上げてきましたが、新築や引っ越しのタイミングでよく聞くのは「実際、欲しいのは昇降機能くらい。メカメカしているものは置きたくない」という声です。
『FOUR チェア』は、木とスチールの組み合わせが美しいワークチェア。木だけだとホッコリしがちで、スチールと革だとちょっと無機質すぎる…そんな潜在的な欲求を満たしてくれる、ありそうでなかったアイテムです。良質な素材感と、高い技術で具現化したシンプルなディテールの効果で、こだわりのあるインテリアにも存在感を保ちつつなじみます。
北海道産タモ材が醸し出す自然の風合いをインテリアに
まず目を惹くのは大きな木部のパーツ。北海道で採れた表情豊かなタモの木を、削り出しで彫刻のように優美に仕上げています。美しく経年変化をしてくれる様子は、年月を重ねるごとに愛着を増すことでしょう。環境負荷をかけない国産材で作られていることも、所有する満足感を高めてくれます。
四者の知見が結集しているから、美しく感覚的に使えて心地いい
こちらの『FOUR チェア』は、開発を担当した「アクタス」と「カンディハウス」、デザイナーの倉本仁氏、そして技術監修の「コクヨ」の四者の知見が、繊細な意匠のなかに結集して作られました。
ワークチェアにはおなじみのレバーにもそれが表れていて、座ったままちょうど手の届く位置にレバーがありスムーズに昇降できます。また、座面下面が丸くカーブしているので、操作するときに手元を見ても目に心地よく、満足感があります。
また、同じレバーを軽く外に引くことで背もたれを少し傾けられるようになるので、体の自由な動きに対応し座ったままくつろぐことも可能。背板にしっかりもたれた際に、背骨に当たらないように考えられたフレームが腰の部分を支えてくれるのもかけ心地のよさを高めています。
今回は、北海道・旭川市の家具メーカー「カンディハウス」で見つけたおすすめワークチェアをご紹介しました。
今までありそうでなかった木とスチールを組み合わせた『FOUR チェア』なら、コンパクトなダイニングコーナーでも仕事と兼用で使えるデザインだと思います。木の色味とスチールの仕上げの組み合わせ次第でガラリと雰囲気も変わるので、ぜひショールームで見比べてみてください。
※掲載商品の価格は、税込みです。
問い合わせ先
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カンディハウス東京ショップ
営業時間/11:00~18:00
定休日/水曜日(祝日の場合は営業)、年末年始
TEL:03-5931-1188 - 住所/東京都港区南青山5-4-46 内田ビル1・2F
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- TEXT :
- 土橋陽子さん インテリアエディター
公式サイト:YOKODOBASHI.COM