「猫跨ぎ」ってなんと読む?「ねここぎ」ではありませんよ!

明日、12月11日は『保護わん・保護にゃんの日』という記念日に制定されています。日付は1212(わん、にゃん、わん、にゃん)の語呂合わせで、記念日を通じて、保護犬、保護猫の殺処分問題を多くの人に知ってもらい、保護犬・保護猫を家族に迎えることが一般的な選択肢になるように…という願いと目的が掲げられています。昨今、メジャーリーグで活躍する大谷翔平選手の愛犬が注目され、日本では希少種である同じ犬種の犬を欲しがる人が増えたそうで、一部、ブーム的な安易な気持ちの人々もいるのではないか?と問題視されているようです。犬や猫と暮らすということは、その命を一生そばで預かる重責を担うということ、迎える方法の中に、保護犬や保護猫という選択肢もあること、改めて考えたいですね。ということで、本日は「犬」「猫」という字の入った日本語クイズをお送りします。

【問題1】「いぬころ」の漢字表記って?

ワンちゃんを意味する「いぬころ」という日本語の漢字表記として正しいものを、以下の選択肢の中から選んでください。

1:犬転

2:犬児

3:犬頃

「いぬころ」の漢字表記として正しいのはどれ?
「いぬころ」の漢字表記として正しいのはどれ?

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 2:犬児 です。

「犬児(いぬころ)」です。
「犬児(いぬころ)」です。

「犬児(いぬころ)」とは、「仔犬」を意味する言葉として、辞書に掲載されています。「ころ」は「仔」ともとれますが、丸みのある体でころころと転がるように遊ぶ仔犬の愛らしさを表現した擬態語と合わさったのかもしれませんね。

さて、2問目にまいりましょう。

【問題2】「猫跨ぎ」ってなんと読む?

「猫跨ぎ」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント:「味のよくない魚」を意味する言葉です。

<使用例>

「父が釣ってきた魚、種類がわからないまま塩焼きにしてみたけれど、とんだ猫跨ぎで、家族で笑ってしまったわ!」

「〇〇〇〇ぎ」。
「〇〇〇〇ぎ」。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 猫跨(ねこまた)ぎ です。

「跨ぐ(また)ぐ)」、読めたでしょうか?

「猫跨(ねこまた)ぎ」とは「(魚を好む猫すらまたいで食べようとしないほどの)味のよくない魚」を意味する言葉です。その昔は、小骨が多すぎて食べにくい魚や、流通時に腐敗しやすい魚などを指したようです。昨今では「あまりにおいしくて人間が骨しか残らないほど食べつくしてしまうような魚」という意味で使う向きもあるようです。

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本日は12月12日『保護わん・保護にゃんの日』にちなんで、「犬」「猫」という字の入った日本語から、

・犬児(いぬころ)

の漢字表記や意味と、

・猫跨(ねこまた)ぎ

の読み方などをおさらいいたしました。

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Precious.jp編集部 
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参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)
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ILLUSTRATION :
小出 真朱