2023年9月14日、初の著書『The Abuse of Power』が出版されたイギリス元首相であるテリーザ・メイ。首相を3年間、内務大臣を6年間務めた彼女が、公的機関や政治家の評判、そして信頼を著しく傷つける「権力の濫用」について実際の事件を引き合いに出し私見を述べた内容で、アマゾンの国際問題ジャンルでは上位に入るなど話題を呼びました。現在も国会議員を務める彼女ですが、モード誌『ヴォーグ』を生涯定期購読する「おしゃれ番長」ぶりも健在。172cmの長身に大ぶりなジュエリー使いが映える、67歳のドレスアップスタイルを紐解いていきましょう。
■1:繊細なシアー素材をユニークなネックレス&ブレスレットでボールドに味付け
2023年11月29日にイギリス・ロンドンのバタシー・アーツ・センターで開催されたガラに出席。ミディ丈のIラインワンピースは袖の透け素材が黒をフェミニンかつ華やかに演出しています。広めのラウンドネックには、マットゴールドのネックレスをオン。ランダムにあしらわれた大粒のボールが、繊細な黒ワンピースにフェスティブなムードを加えています。セットのブレスレットをつけることで、統一感のある着こなしに。
■2:端正なネイビーのアンサンブルを光に映える輝きでプレイフルに
2023年9月5日、ロンドンのTV局、ミルバンクスタジオを去る際の装いです。ラウンドネックの配色コート&スティックパンツのセットアップに、首元にはバブルのようなフォルムが目を引くネックレスをオン。ダークカラーのコートが虹色の輝きを際立てています。イヤリングやブレスレットにも同様のジュエリーをリピートしてトータルコーディネート。短め丈のパンツの足元にはタッセルのついたスリッポンをセレクトし、メタリックなヒールで洒落感を高めて足元まで抜かりなく。
■3:ホワイトトリミングがキレ味をプラス!シルバーバングルでこなれた雰囲気に
2023年4月19日、北アイルランドでベルファスト/聖金曜日協定25周年を記念するガラディナーのためヒルズボロ城に到着。黒の膝丈&長袖のワンピースですが、コントラストの効いた白のトリミングがフロントは斜めに入り、ボディをスッキリと見せつつもほんのりエッジーなエッセンスを効かせています。1や2と比較すると詰まった首元にはネックレスはなし。その代わり繊細な彫刻が施されたシルバーの太めバングルで自分らしい味付けを。
今回はイギリス第76代首相、テリーザ・メイが今年見せたドレスアップな装いを振り返りました。広めに開いたネックラインには、大ぶりのネックレスをして顔まわりを明るく華やかに演出。さらにあいまいになりがちなフェイスラインや気になる首周りもさりげなくカバーしています。テリーザ流特別な日のスタイル、ぜひ年末年始の華やぎシーンでご活用ください。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- WRITING :
- 神田朝子