「辰砂」ってなんと読む?「たつすな」ではありませんよ!
明日から令和6年。年が明けてからお読みいただいている方もいらっしゃるでしょうか? 新年もどうぞよろしくお願い申し上げます。今回は、新年の干支にちなんで「辰」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「生辰」ってなんと読む?
「生辰」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「生まれた日。誕生日」という意味の言葉です。
<使用例>
「私は辰年の元日が生辰なので、竜にはご縁を感じるんですよ」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 生辰(せいしん) です。
先日、同じ「誕生日」という意味の言葉「誕辰(たんしん)」も扱いましたが、今回の「生辰(せいしん)」も、「辰」を「日」という意味で使った熟語で「誕生日」と同義語です。「辰」に関わる豆知識として覚えておきましょう。
さて、2問目にまいります。
【問題2】「辰砂」って何と読む?
「辰砂」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「水銀の硫化鉱物で、特徴ある紅色の土状または塊状物」「陶磁器で、焼成すると鮮紅色に発色する、銅を含む釉(うわぐすり)の一種」などの意味をもつ言葉です。
硫化鉱物の「辰砂」はこちら。
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 辰砂(しんしゃ) です。
鉱物の「辰砂(しんしゃ)/シナバー」は、高温で加熱すると水銀の原料となりますが、常温では毒性はありませんので、パワーストーンとしてアクセサリーなどに使われているケースもございます。辰年の縁起物としてお求めになるのもおもしろいかもしれませんね。
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本日は、令和6年の干支「辰」にちなんで、
・生辰(せいしん)
・辰砂(しんしゃ)
の読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)/photo AC
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱