「風花(かざはな)」って何のこと?お花と関係あるの?

明日、1月9日は『風邪の日』といわれております。これは江戸時代の横綱、谷風(たにかぜ)関のエピソードにちなんでいます。当時、谷風関は無敵で「誰も土俵で自分を倒すことはできない。自分が倒れるのは風邪にかかったときくらいだ」という発言が話題を呼んだのだとか。しかし、無敗記録を更新しているさなか、流感にかかったのが原因で、死亡してしまいました。そう、『風邪の日』は谷風関の忌日はのです。今年も、たちの悪いインフルエンザが流行しておりますので、みなさま、くれぐれもご自愛なさりつつ、免疫力を落とさないよう、お気を付けくださいね。ということで、本日はまず「風」という字の入った日本語クイズをお送りします。

【問題1】「風花(かざはな)」ってなんのこと?

「風花(かざはな)」の意味として正しいものを、以下の選択肢の中から選んでください。

1:風に散る桜の花弁

2:海の波頭のしぶき

3:晴天時にちらつく雪や雨

「風花」とは何のこと?
「風花」とはなんのこと?

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 3:晴天時にちらつく雪や雨 です。

「風花(かざはな)」とは、晴天の中、花びらが舞うようにちらつく雪や、ぱらぱらと降る雨粒を指した言葉です。
「風花(かざはな)」とは、晴天の中、花びらが舞うようにちらつく雪や、ぱらぱらと降る雨粒を指した言葉です。

先人たちの誌的な表現にうなってしまいますね。大人の語彙としてぜひ覚えておきたい言葉です。

さて、「風邪」といえは「流感」ということで、2問目は「感」という字の入ったクイズです。

【問題2】「感ける」ってなんと読む?

「感ける」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント:「あることに気を取られて、ほかのことをなおざりにする」「心を惹かれる」などの意味をもつ言葉です。

<使用例>

「年末年始はすっかり趣味に感けていたから、気持ちがなかなか仕事に切り替わらないわ」

「〇〇ける」。
「〇〇ける」。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 感ける(かまける) です。

「かまける」の表記、ご存知だったでしょうか?

「感」の字には「感じる」のほか「染まる。かかる」という意味もあるので、「かまける」は「感ける」と書くのです。意外と認知度が低いので、話題にしたくなるような表記ですよね。

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本日は、1月9日『風邪の日』にちなんで、「風」「感」という字の入った日本語から、

・風花(かざはな)

の意味と、

・感(かま)ける

の読み方などをおさらいいたしました。

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Precious.jp編集部 
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参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/北海道新聞ウェブサイト/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)
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小出 真朱