N.Y.在住ファッション・エディター、ケティ・ヨークがグローバルな視点で提言！【変化の時代の「通勤スタイル」新流儀】

着こなしがカジュアル化し、働き方も自由に変わりゆく今、大人の通勤スタイルの正解とは？ 雑誌『Precious』でおなじみ辛口おしゃれ番長、ケティ・ヨークが、日本女性のファッションを観察して、グローバルな視点から検討。信頼感を保ちながら今季らしく着映える新流儀を導き出しました。

【WHO’s Ketty York？】ケティ・ヨーク
N.Y.在住のファッション・エディター。プレシャス初代編集長との縁で、連載を執筆して以来、さまざまな企画で本誌に辛口ご意見番として登場。センスとトレンドチョイスの確かさで、絶大な信頼を寄せられている。

新流儀３：どこかに “毒” を加えてセンスアップ｜ひとくせ効いた色や柄で
自分らしい個性を凛々しく表明！

ベーシックだけでは通勤スタイルは物足りない──このケティの持論は、責任ある仕事を担う女性であれば、なおさらです。「無難に終わらないよう、プレシャスキャリアは立場に合わせて、相手に会ったときに、記憶に残るようなおしゃれをするべきじゃないかしら」と問いかけます。

そのためには、個性やインパクトを表現する “毒” が欠かせないスパイスに。例えば、深みのある華やぎカラー、レオパードなどのアニマル柄、大きなパターンのチェックやツイード…などが、印象づくりをサポート。少なからず人目を引く、これらのアイテムは、小さくまとまらない、魅力的なキャラクターや大人の余裕を感じさせる効果も。

「もちろん、単なる風変わりなものでは逆効果。ファッションアイテムとして、品格があり、大人の女性を華やかにダイナミックに見せるものを選ぶことは欠かせません」

これまでより多様性や互いの個性を認め合うように社会が変わりつつある今、女性リーダーのプレシャス世代は、現状にとどまらず、そんなおしゃれの冒険も率先して楽しんでいくことも求められているのではないでしょうか。

洗練ワントーンになじませて話題のアイテム、ビスチェも大人仕様に

大人コーデ_1,冬コーデ_1,コート_1,パンツ_1,ニット_1,ピアス_1,バッグ_1,靴_1
コート￥79,200・パンツ￥41,800（ボウルズ〈ハイク〉）、ニット￥49,500（オンワード樫山〈エステータ〉）、ビスチェ￥25,000（シーニュ）、ピアス￥69,300・バングル￥217,800（ホアキン・べラオ）、バッグ￥403,700（ジャンヴィト ロッシ ジャパン）、靴￥162,800（ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン）

グレーツイードのビスチェを、グレイッシュなオリーブグリーンのコート＆パンツとコーディネート。攻めのアイテムのビスチェも、ツイード素材なら知的さを備え、大人の味方に。白小物が品格を高める。小気味のいい直線的なデザインがオンタイムに映える。

大きめパターンのヘリンボーンがパワフルな個性を物語って

ジャケット_1,ブラウス_1,スカート_1,バッグ_2,ブレスレット_1,靴_2,ネックレス_1
ジャケット￥75,900（ロゥタス）　ブラウス￥28,600（エレメントルール〈ブリル〉）、「カオス」のキャミソール￥16,500・「ミチノ×カオス」のバッグ￥152,900（カオス丸の内）　スカート￥36,300（オットデザイン〈ルーム エイト〉）、ネックレス￥174,100･ブレスレット￥92,200（トムウッド 青山店〈トムウッド〉）、靴¥179,300 （JIMMY CHOO）

大柄ヘリンボーンのクロップドジャケットを羽織り、脱・無難な印象に。存在感のあるパディング生地はリバーシブル。モノトーンの柄なので、おしゃれな存在感と共に、きちんと感も備えて。

※掲載商品の価格は、すべて税込みです。

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PHOTO ：
佐藤 彩
STYLIST ：
望月律子（KIND）
EDIT&WRITING ：
長瀬裕起子、福本絵里香（Precious）
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