ホワイトカラーのニットを使った40代、50代の女性向けコーディネートのまとめです。清々しい春の陽気によく映える白いニットは、平日のかっちりした着こなしにも、休日のカジュアルな着こなしにもキーアイテムとなってくれる1枚。4つのチャプターで、その着こなしの魅力をお届けします。

【目次】

春のレディース白ニットコーデ


【1】白ニット×トレンチコート×ジレ×パンツ

【1】白ニット×トレンチコート×ジレ×パンツ
コート(バーバリー・ジャパン〈バーバリー〉)、スカーフ『ジュ・ドゥ・ポワ』(エルメスジャポン)、バンフォードのジレ・ピアッツァ センピオーネのパンツ(三喜商事)、ニット(ADORE)、バングル(ファンエンパイヤ)、バッグ(トッズ・ジャパン)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious3月号』小学館、2017年

白トップスに白いパンツ、白いジレ…とホワイトトーンでまとめた着こなしに、「トレンチの王様」バーバリーのベージュトレンチコートをはおって、品よく引き締めて。上品だけれどおとなしい印象にならないように、顔周りにペールトーンのスカーフを小さく効かせて小粋に。

【2】白ニット×ストール

【2】白ニット×ストール
プルオーバーニット(ブラミンク)、ストール(フィーゴ〈ピエール=ルイ・マシア〉)、ステーションネックレス・ブレスレット・バングル(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious3月号』小学館、2017年

「職場で発表をするという緊張感のある日」のスタイリングとして、雑誌掲載時に紹介されたコーディネート。白いニットをベースに、ダイヤモンドジュエリーをレイヤード。繊細なきらめきが、大人の余裕を感じさせます。大人のインパクトを生む本格派の迫力時計と、ダイヤモンドバングルを重ねづけして、気分をUP!

【3】白ニット×サックスブルーパンツ

【3】白ニット×サックスブルーパンツ
プルオーバーニット(ブラミンク)、バングル(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、パンツ(サン・フレール〈エドワード アシュール〉) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious3月号』小学館、2017年

仕事で多忙な日は、軽快なパンツスタイルがいちばん! 春色を楽しむように、サックスブルーのパンツをオンタイムに取り入れるなら、ピュアホワイトのニットと合わせて、色を濁らせないこと。清潔感ある爽やかな装いは、後輩からも高い評価を受けられるはず。フロントの両サイドに小さなゴールドボタンがあしらわれたマリンパンツは、ゆったりとしたワイドシルエット。春らしいブルーとさらさらとした肌触りで、見た目もはき心地も爽やかな一本です。

【4】白ニット×白ベスト×白パンツ

【4】白ニット×白ベスト×白パンツ
ベスト・ニット(スプレンダーズ アンド カンパニー〈ロレーナ アントニアッツィ〉)、パンツ(アクリスジャパン〈アクリス〉)、帽子(ADORE 六本木ヒルズ店〈スーパードゥーパーハッツ〉)、サングラス(モスコットトウキョウ〈モスコット〉)、ネックレス・リング(ダミアーニ 銀座タワー)、靴(三喜商事〈イレブンティ〉) 撮影/赤尾昌則(WhiteSTOUT) BY:『Precious5月号』小学館、2017年

空と海の青に鮮やかに映える、オールホワイトのマリンスタイルです。全身白で華やかさを授けた、軽快な8分丈パンツを主役にした装いは、贅沢なクルーズの雰囲気にぴったりです。

【5】白ニット×ネイビーコート×パンツ

【5】白ニット×ネイビーコート×パンツ
コート(ヘルノ プレスルーム)、ニット(ドゥロワー 丸の内店〈ドゥロワー〉)、パンツ(サン・フレール〈レ・コパン〉)、ストール(ウールン商会〈ファビアナ フィリッピ〉)、バッグ(エスカーダ・ジャパン〈エスカーダ〉)、ブレスレット・時計(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、靴(トッズ・ジャパン) 撮影/赤尾昌則(WhiteSTOUT ) BY:『Precious5月号』小学館、2017年

スパンコール付きニットやシルバーバッグで、コットンリネンのデニムに華やかさをプラスした、旅向きコーディネート。

白ニットとスカートの着こなしコーデ


【1】白ニット×タイトスカート×ブルゾン

【1】白ニット×タイトスカート×ブルゾン
ブルゾン(ボウルズ〈ハイク〉)、ニット(ドゥロワー 丸の内店〈ドゥロワー〉)、スカート(ヴァルカナイズ・ロンドン〈エンリスト〉)、サングラス(ケリング アイウエア ジャパン〈グッチ〉)、時計(IWC)、バッグ(CPR TOKYO〈フリン〉)、靴(ebure〈スペルガ〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious3月号』小学館、2018年

主役のアウターは、’60年代に一世を風靡した「US ARMY M51フィールドジャケット」のディテールを踏襲したメンズライクな一着。地厚なコットンを裏地なしで、軽やかに仕立てられています。深いネイビーのブルゾンに、春色のボーダースカートが小粋に映えた、海沿いで素敵な時間を過ごすのにぴったりな装いです。

【2】白ニット×ミディ丈スカート×ジレ

【2】白ニット×ミディ丈スカート×ジレ
ジレ(トレメッツォ)、ニット(SANYO SHOKAI)、スカート(SANYO SHOKAI)、ネックレス(リンクス オブ ロンドン青山店)、バングル(ファンエンパイヤ)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン)、靴(ブルーベル・ジャパン)

パンツ合わせが定番と思われているジレですが、さらにこの春らしさを盛り込むなら、ミディ丈スカートとのコーディネートもおすすめです。というわけで、着回しをしてみました。ベージュのジレで包み込むことによって、白ニットとグレースカートのコントラストが優しく中和されます。裾のラインからインナーボトムの裾を少しのぞかせるたのがちょうどいいバランスなので、ジレとミディ丈スカートは、まさにベストな組み合わせといえるのです。

【3】白ニット×白スカート×ネイビーコート

【3】白ニット×白スカート×ネイビーコート
コート(マッキントッシュ青山店〈マッキントッシュ〉)、ニット・スカート(アキコオガワ インターナショナル〈アキコオガワ ランジェリー〉)、バッグ(ADORE)、サングラス(ミラリ ジャパン〈マイケル・コース〉)、ネックレス(ピアジェ)、靴(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious3月号』小学館、2017年

清潔感のある配色と、フェミニンなニット&スカートの掛け合わせは好感度大。紺をリンクさせたバッグと靴は、甘くなりすぎないようチェーン付きやポインテッドトウを選ぶと、大人っぽくキレ味よくまとまります。

白ニットに合わせたいアウターコーデ


【1】白ニット×トレンチコート×ガウチョパンツ

【1】白ニット×トレンチコート×ガウチョパンツ
コート(ヘルノ プレスルーム)、ニット(ブラミンク〈ブラミンク〉)、パンツ(キッチン&カンパニー〈ボルボネーゼ〉)、バッグ(三喜商事〈バンフォード〉)、サングラス(ミラリジャパン〈マイケル・コース〉)、靴(ウールン商会〈ファビアナ フィリッピ〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious3月号』小学館、2017年

スマートなシルエットを描く、コンパクトサイズのトレンチコート。スエードのガウチョパンツ、レース素材のスニーカーを合わせることで、軽快な足元に仕上がります。

【2】白ニット×白ジャケット×ブラウンパンツ

【2】白ニット×白ジャケット×ブラウンパンツ
ジャケット(ブラミンク〈ブラミンク〉)、ニット・パンツ(アクリスジャパン〈アクリス〉)、ネックレスチェーン・チャーム(シャンテクレール東京店)、バングル(ADORE 六本木ヒルズ店)、バッグ(JIMMY CHOO)、靴(アマン〈ペリーコ〉) 撮影/唐澤光也・宗髙聡子(パイルドライバー) BY:『Precious4月号』小学館、2017年

オフ白とブラウンを用いた上品スタイルは、イエロー靴で鮮度をUPして。上品なナチュラル配色のジャケットスタイルには、小物でこなれた遊び心をトッピングすると品よくまとまります。足元だけが目立たないよう、シルバーのバッグで視線を上に誘導して。

【3】白ニット×ベージュブルゾン×パンツ

【3】白ニット×ベージュブルゾン×パンツ
ブルゾン(ウールリッチ 表参道店)、白のカシミアニット(アノア〈リビアナ・コンティ〉)、パンツ(チェルキ〈トモウミオノ〉)、ストール(アマン〈アルテア〉)、時計(DKSHジャパン〈ベダ&カンパニー〉)、バッグ(ピエール アルディ 東京)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/宗髙聡子(パイルドライバー) BY:『Precious4月号』小学館、2017年

光沢ベージュに、黒のとろみパンツで艶やかな女らしさを引き出しながら、スポーティシックなコーディネートに。顔周りは白で明るく照らして、春の差し色は、小さくピリリと効かせるのがコツです。

【4】白ニット×MA-1風ブルゾン×シルクパンツ

【4】白ニット×MA-1風ブルゾン×シルクパンツ
マックスマーラのブルゾン・パンツ・バッグ・スポーツマックスのニット(マックスマーラ ジャパン)、ブレスレット(TASAKI〈M/G TASAKI 〉) 靴(JIMMY CHOO)

定番のモノトーン配色を、今季らしく輝かせるなら、スポーティなアイテムを選択するとよいでしょう。ほんのり光沢のある黒のMA-1風ブルゾンは、フレアスカートのように揺れるシルクパンツを合わせ、女らしい華やかさを。夏に重たく見えがちな黒の着こなしも、インナーに白ニットを合わせれば、すっきりと涼しげな印象のまま鮮やかにトーンアップしますね。

【5】白ニット×トレンチジレ×デニムパンツ

【5】白ニット×トレンチジレ×デニムパンツ
ベージュ共布ベルト付ジレ(チェルキ〈トモウミ オノ〉)、ピアッツァ センピオーネの白ニット・ボルボネーゼのバッグ(三喜商事)、インディゴデニムパンツ(ゲストリスト〈レッドカード〉)、靴(フラッパーズ〈ネブローニ〉)、サングラス(リエート〈バートン ペレイラ〉)、ブレスレット・リング(ダミアーニ 銀座タワー) 撮影/水田学(NOSTY) BY:『Precious5月号』小学館、2017年

コットンのサマーニットとトレンチジレは、クリーミーな配色使い。靴のカラーとさりげなくリンクさせた着こなしで、清潔感を漂わせて。キャンバス素材にホワイトレザーでパイピングを施したサンダルは、幅広&甲高な足にフィットします。

デートで着ていきたい白ニットコーデ


【1】白ニット×ピンクパンツ×トレンチコート

【1】白ニット×ピンクパンツ×トレンチコート
コート(マックスマーラ ジャパン〈エス マックスマーラ〉、ニット・パンツ・バッグ(マックスマーラ ジャパン〈マックスマーラ〉)、靴(ブルーベル・ジャパン〈ジュゼッペ・ザノッティ・デザイン〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious3月号』小学館、2017年

コートのピンクみをつなげて、ニット以外のアイテムを、さまざまなピンクカラーでまとめた着こなし。パンツのフューシャピンクがメリハリをプラス。ニットで白を差して、さわやかな抜け感を演出しています。

【2】白ニット×ブルーパンツ×ベージュトレンチ

【2】白ニット×ブルーパンツ×ベージュトレンチ
コート(チェルキ〈トモウミ オノ〉)、ニット(ザ シークレットクロゼット六本木〈シクラス〉)、パンツ(YOKO CHAN)、ストール(チェルキ〈カングラ〉)、バッグ(デルヴォー・ジャパン)、ペンダントチェーン・チャーム(シャンテクレール 東京店)、靴(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious3月号』小学館、2017年

トレンチコートのペールベージュの色調に、コーディネート全体をそろえた「ペールトーン」コーディネート。ブルーやパープルなどのペール系の色調を合わせれば、辛口フェミニンな雰囲気に。これらの淡色トーンを基調にする「なじませ配色」は、白プラス春色を加えた、3色カラーリングがルール。クロップド丈パンツなどで足元に軽快な抜け感をつくれば、働く女性にふさわしい、凛としたONスタイルになります。

【3】白ニット×ピンクパンツ

【3】白ニット×ピンクパンツ
ニット・パンツ(ドゥロワー 丸の内店〈ドゥロワー〉)、リング『ベル リーヴ』・ブレスレット(フレッド)、サングラス(オリバーピープルズ 東京ギャラリー〈オリバーピープルズ〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious5月号』小学館、2017年

心が高ぶる、ピンクの色石リングとピンクのパンツをリンクさせ、白ニットで抜け感を出したコーディネート。まるでキャンディのような愛らしいリングは、あえて思いっきりカジュアルなローゲージニットに合わせるのが正解です。

以上、白ニットを中心にorサブに用いた春めきスタイリングを16、お見せしました。春のお出かけのささやかなヒントになれば幸いです。