「雪消」ってなんと読む?「せっしょう」ではありませんよ!
明日、1月19日は『家庭用消火器点検の日』です。日付は消防への通報電話番号199になぞらえたもので、もっとも手軽な初期消火設備である家庭用消火器についてよく知ってもらい、火災発生時の使い方などの認識を高めてもらおう…という目的で、一般社団法人全国消防機器販売業協会が制定した記念日です。消火器の点検は、消防法で6か月に1度、有資格者による点検が義務づけられており、製造から5年たったもの、10年経ったものについては、特に専門的な点検が必要とされています。ご家庭の消火器、うっかり長い間置きっぱなし…となっていませんか? この機にぜひ、専門業者の点検を御検討くださいね。ということで、本日は「消」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「雪消」ってなんと読む?
「雪消」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「雪が消えること。解けること。また、そのときや場所。雪解け」「雪が解けて生じた水」という意味の言葉です。
<使用例>
「今日は、雪消の水で川が増水しているようね」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 雪消(ゆきげ) です。
「雪消(ゆきげ)」は、「雪解け」と同じ意味の言葉です。改めて考えると「雪」そのものだけでなく、「雪がとけること」や、「それによって生じた水」を表現する、専用の名詞がある、というのは、なかなか趣深い言語文化ですよね。
さて、2問目にまいりましょう。
【問題2】「魂消る」って何と読む?
「魂消る」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「びっくりする」「こわがる」などの意味をもつ言葉です。
<使用例>
「ここの旅館のお夕食は、魂消るほどのごちそうが出てくるのよ!」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… たまげ-る です。
古語では「たまぎる」とも読みます。「たましいきえる」の場合は「魂消える」と書きますので、「魂消る」とは送り仮名が異なります。
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本日は、1月19日『家庭用消火器点検の日』にちなんで、「消」という字の入った日本語から、
・雪消(ゆきげ)
・魂消る(たまげ-る)
などの読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱