「朱雀」ってなんと読む?「しゅすずめ」ではありませんよ!

明日、1月20日から、今年の二十四節気は「大寒(だいかん)」に入ります。1年で最も寒い時期とされ、「大寒」に入る日は『甘酒の日』『ぬか床の日』『シマエナガの日』などなど、寒さと関連深いものの記念日としても制定されているようです。中でも注目したいのは『シマエナガの日』でしょうか? ここ数年で、愛らしい姿に、一気に注目が集まった鳥ですよね。この鳥、寒ければ寒いほど、羽毛の中に空気を入れて膨らむので、みなさまにお馴染みの白く丸く愛らしい姿は、極寒の時に見られる姿だそうです。ということで本日は「鳥」をキーワードにした日本語クイズをお送りします。

【問題1】「鴛鴦」ってなんと読む?

「鴛鴦」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント:カモ科の水鳥の名称で、雌雄で見た目が異なり、互いにむつまじい様子から、夫婦やカップルが仲が良いことのたとえとしても使われる鳥です。

<使用例>

「来月は結婚式に招かれているから、母から、鴛鴦の描かれた着物を借りてきたの」

かな4文字です。
かな4文字です。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 鴛鴦(おしどり) です。

画像のような鳥です。(右は川瀬巴水作『鴛鴦』)
画像のような鳥です。(右は川瀬巴水作『鴛鴦』)

「おしどり夫婦」という言葉がございますね。「鴛鴦(おしどり)」は、ちょっと難しい表記ですが、和装のアイテムに、カップルの仲がむつまじいことを表すおめでたい意匠として、昔からよく使用されている鳥でもありますので、大人の知識としてぜひ読めるようにしておきましょう。

さて、2問目にまいりましょう。

【問題2】「朱雀」ってなんと読む?

「朱雀」という日本語の読み方として正しくなるよう、「〇〇く」の〇にそれぞれかな1文字ずつ入れて完成させてください。

ヒント:古代中国で東西南北をつかさどる四神獣の一、「南方の神」とされ、鳳凰の姿で表現されます。

<使用例>

「奈良観光にいらっしゃるなら、平城京の朱雀門の近くで待ち合せましょう」

○に1文字ずつ「かな」を入れてください。
○に1文字ずつ「かな」を入れてください。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 朱雀(すざく) です。

左は平城京の朱雀門(すざくもん)。左は旧百円硬貨に刻された鳳凰。

「朱雀(すざく)」と読むのが一般的ですが、固有名詞などで「しゅじゃく」「すじゃく」「すざか」などと読むケースもございます。鳳凰(ほうおう)の姿の神で、こちらもおめでたい意匠としてよく使用されますので、読めるようにしておきましょう。

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本日は、1月20日、今年の二十四節気の「大寒」、そして『シマエナガの日』にちなんで、「鳥」に関連する日本語から、

・鴛鴦(おしどり)

・朱雀(すざく)

の、おめでたい意匠として使用されている鳥の名称の読み方をおさらいいたしました。

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Precious.jp編集部 
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参考資料:『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)/パブリックドメインQ/photoAC
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小出 真朱