「御無音」ってなんと読む?「ごむおん」ではありませんよ!
明日、1月27日は、アマデウス・モーツァルトの誕生日です。モーツァルトはクラシック音楽の巨匠のなかでも、ひときわ人気の高い天才音楽家ですね。…ということで本日は「音」「楽」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「御無音」って何と読む?
「御無音」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:多く手紙などの文章に用いる言葉で、「長い間音信をしなかったこと。ご無沙汰」という意味の言葉です。
<使用例>
「御無音に打ち過ぎ、恐縮でございます」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 御無音(ごぶいん) です。
「御音無(ごぶいん)」は、例文のように「御無音に打ちすぎ」のあとに「恐縮でございます」「申し訳ございません」など、無礼を謝罪する言葉と組み合わせるのが、定型文的な使い方です。また「ご無沙汰しております」と同じ意味で「御無音に過ぎております」と言うこともございます。大人の常識として覚えておきたい言葉です。
さて、2問目は「楽」という字の入ったクイズです。
【問題2】「好楽家」ってなんと読む?
「好楽家」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「趣味として音楽を愛する人。音楽好きの人」という意味の言葉です。
<使用例>
「先方が好楽家ならば、お好きなジャンルを調べて、それに関する贈り物をしてみたらどうかしら?」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 好楽家(こうがくか) です。
「音楽好きな人」を、文語的、理知的にフォーマルに表現したいときは、この「好楽家(こうがくか)」という言葉が使えます。
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本日は、1月27日、クラシック音楽の巨匠、アマデウス・モーツァルトの誕生日にちなんで、「音」「楽」という字の入った日本語から、
・御無音(ごぶいん)
・好楽家(こうがくか)
の読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱