大判ストールはマフラーよりも薄手だからこそ立体感が際立って、コーディネートに躍動感を加えてくれます。エレガンスやスタイリッシュさ漂う着こなしを厳選しました。

■1:サブリナ・エルバは…曖昧カラーを馴染ませてニュアンスコーデを完成させる

コーディネートに穏やかな重厚感をもたらすブラウンレザーバッグがリッチ感に貢献。
コーディネートに穏やかな重厚感をもたらすブラウンレザーバッグがリッチ感に貢献。

2024年1月23日、パリ ファッションウィーク開催中にスナップされた、モデルのサブリナ・エルバ。端正なチェスターコートは、ゆったりしたエフォートレスなフォルム、そしてたおやかなグレージュを選ぶことで上品さと今っぽい抜け感を両得。そんなコートと色馴染みの良いベージュの大判ストールをふわっと巻いて、柔和なオーラを演出。インに仕込んだクラシカルな白シャツを裾アウトで着こなしつつ、黒スニーカーで外すことで小粋なテイストミックススタイルをコンプリート。

■2:ハート・エヴァンジェリスタは…ストールならではの揺れ感を活用して黒コーデを柔らかく

ブラウンやダークレッドの差し色で、黒の端正さをキープしながらまろやかさをプラス。
ブラウンやダークレッドの差し色で、黒の端正さをキープしながらまろやかさをプラス。

2024年1月20日、インフルエンサー、アーティストのハート・エヴァンジェリスタをパリ ファッションウィーク開催中のストリートでキャッチ。黒を基調とした着こなしは、レザーコート、ベロアパンツ、レザーブーツというテクスチャーの異なるアイテムをミックスして、のっぺり見えるのを防止。そこに黒のスカーフをさっと加え、奥行きを深めて。薄手スカーフなら動くたびに繊細な揺れ感が生まれ、あらゆる表情を見せることができます。さらに柔らかくしなやかな素材が黒メインの重さをほぐしてくれます。

■3:アナ・ウィンターは…いちばん鮮やかな色を外側にもってきて華やかさを上乗せ

御年74歳のアナは、エイジレスなパワフル配色でモードを体現。
御年74歳のアナは、エイジレスなパワフル配色でモードを体現。

2024年1月23日、パリにて宿泊先ホテルに到着した米版『VOGUE』編集長のアナ・ウィンター。レッドとブルーというインパクトのある色合わせですが、くすみトーンをベースにすれば落ち着いた雰囲気が両立でき、印象がきつくなりません。そこにコートのブルーよりも鮮やかな色味の大判ストールを投入し、華やかさを演出。さっとラフに掛けて縦のラインを強調しつつ、フリンジで躍動感をアピール。足元にはパイソン柄ブーツを迎え、ぴりっとスタイリッシュな装いを完成させました。


ワンパターンになりがちな冬アウターコーディネートが見違える「大判ストール」の活用法をご紹介しました。薄手なので冬アウターに重ねても着膨れ知らずで、さらに春先まで着回すことができます。ぜひ、参考にしてみてくださいね。

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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香