黒アウターそのものの素材にこだわったり、組み合わせる色や素材で重くなるのを防止したり… ご紹介する3人はそれぞれ、端境期ならではの装いを披露してくれました。

■1:カイア・ガーバーは…パステルブルーを差し色にすることで春らしさをひとさじ

黒に馴染みながらインナーにも似合うダークブルーのレザーバッグで、調和を取って。
黒に馴染みながらインナーにも似合うダークブルーのレザーバッグで、調和を取って。

2024年2月4日、NBCスタジオの外でキャッチされたモデルのカイア・ガーバー。過去にも端正なチェスターコート姿を度々キャッチされている彼女はこの日、ウエストが絞られた構築的な黒チェスターコートを着用し、シックな雰囲気をまとっていました。コートの美しさを引き立てるように、とろみのあるフレアパンツときちんと感のあるパンプスを同じ黒で統一し、凛とした面持ちへ。そこにあえて真逆なイメージのパステルブルーカットソーを迎え、春らしさをひとさじ加えて新鮮さを宿しました。さらにベージュレッドのルージュとコーラルのチークカラーで表情を溌剌と見せています。

■2:フローレンス・ピューは…真っ白なパンツで黒ロングコートを重くさせない

ゴールドのイヤリングと華奢チェーンネックレスで顔周りを立体的に。
ゴールドのイヤリングと華奢チェーンネックレスで顔周りを立体的に。

2024年1月25日、ローマでキャッチされた俳優のフローレンス・ピュー。彼女が着用していたのは、すとんと落ちてIライン効果を獲得できる黒のガウンコートでした。トップスも同じ黒で統一しつつ、デコルテがしっかり覗くディテールにこだわることで抜け感を確保。そこに真っ白なパンツを投入すれば、色のメリハリだけでなく軽やかさまで両立することができます。クリームホワイトのレザーバッグ、ベージュのスウェードシューズで品よくフィニッシュ。

■3:デイジー・リドリーは…ライトアウターとシアー素材でモノトーンを軽やかに整えて

小物はコンパクトシルエットにこだわり、コートが風に翻る様を引き立てて。
小物はコンパクトシルエットにこだわり、コートが風に翻る様を引き立てて。

2024年1月25日、NYのミッドタウンでキャッチされた俳優のデイジー・リドリー。コーディネートの軸となるのは、淡いグレーのニットアップ。クルーネックカーディガンとミドル丈のタイトスカートがグッドガールなムードを叶えます。モノトーンの着こなしが重くならないよう、アウターは軽めの素材を選びつつ、ばさっと肩掛けすることで躍動感をプラス。さらにシアーストッキングが軽やかさを助長してくれます。外ハネボブヘアと真っ赤なルージュで、表情を生き生きと見せて。


真冬の装いのように重くならない、今の時期にちょうどいい「黒アウター」コーディネートをお届けしました。シーズンレスなカラーだからこそ、ちょっとした工夫でいつでも頼れる相棒となってくれます。ぜひ、参考にしてみてくださいね。

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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香