輝き続けるミューズたちが語る「エレガンス」の真髄
創刊からの20年、『Precious』が目指すエレガンスは、いつも素敵な女性たちに彩られてきました。ここからは、『Precious』の女性像を魅力的に表現してくださった、輝きを放つセレブリティに、ご自身が考える「エレガンス」についてをお話しをうかがいました。
今回は、『Precious』創刊から11年半にわたり表紙を飾り、『Precious』スタイルを体現されてきた初代ミューズの小雪さんが登場。東京と北国を行き来しながら活躍の幅を広げる、小雪さんの考える「エレガンス」とは?
初代ミューズとして『Precious』スタイルを体現 ── 小雪さん
創刊から11年半、表紙を飾り、本誌の女性像を形づくってくれた小雪さん。
「20代の後半からラグジュアリーなものに触れる機会をたくさんいただいたことは、今の自分にすごく生きています。上質なものは人をつくり、心を高揚させ、励みになることを知り、どう付き合うべきか心底身につけることができました。Preciousは自分の基盤をつくってくれた、第二のホームタウンです」と誇らしそうに語る。
「そうした経験を通し、年齢も重ねた今、エレガンスとは何かを問われれば、それは人それぞれの “生き方” のひと言に尽きると思います。自分を知り、何を好み、どう生きたいかがわかり、人生を謳歌している人こそ素敵です。そういう生き方に私はエレガンスを感じます」
若い頃は、流行に乗り、流れに沿った価値観で判断したこともあったそうだが、選択眼を得た今の小雪さんは揺るぎがない。
「見た目の美しさだけでなく、自分がどう責任をもって、今生を生きるかということの大切さも感じています。社会や生態系の問題にも意識を向け、俯瞰して生きていくことも、エレガンスに必要だと思います」
女優としての演技の仕事に加え、長く関心を寄せてきた “発酵” の番組に携わるなど、活躍の場が広がっている。「やりたいと発信してきたことが形になってきています。すべてがそう。仕事は受けるものでなく、つくっていくものですね。それが進化ももたらすのだと思います」
自分らしい生き方を見極めてきて、今、40代後半に。充実した思いが、彼女をますますエレガントに輝かせている。
「見た目の美しさだけでなく、世界を俯瞰し責任をもって生きている人に、エレガンスを感じます」―小雪さん
【『Precious』archive】これまで小雪さんが登場されたページをプレイバック
さまざまなファッションストーリーを演じた過去のページを前に、「どのテーマも覚えています。懐かしい!」と笑顔に。
◇2007年『Precious』8月号
クラシカルなシネマ女優を、品格豊かに表現。
◇2009年『Precious』3月号
ときには可憐な桜の精に。
◇2005年『Precious』10月号
海外ロケもたびたび。最も印象的だったと挙げる、米国ロッキー山麓に佇むホテルでの撮影。自然、建物…すべてのスケールが大きいなかでも、悠然として様になった。
◇2009年『Precious』4月号
砂浜での乗馬シーンも堂々と自然体でこなして。
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
問い合わせ先
- PHOTO :
- 熊澤 透
- STYLIST :
- 押田比呂美
- HAIR MAKE :
- 三澤公幸(Perle)
- MODEL :
- 小雪
- EDIT&WRITING :
- 兼信実加子、長瀬裕起子、喜多容子(Precious)