人生を共にし、愛して育てた自分だけの逸品を大公開【「愛しのエルメス」が、私にくれたもの】

世界中を虜にしてやまない「エルメス」の逸品と、それぞれのタイミングで運命的な出合いを果たした女性たち。そんな奇跡ともいえる瞬間のときめきや、長年使っているからこそ気付いた色褪せない魅力など…。“エルメス愛” を自認する『Precious』ゆかりの皆さんの愛情溢れるモノ語りを、お楽しみください!

今回は、俳優の板谷由夏さんが愛する「エルメス」アイテムとの出合い、エピソードをお届けします。

板谷由夏さん「細かいキズまでも愛おしい…これまで身につけていた人のストーリーまでも感じられる、ヴィンテージブレスレット」

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手前/ぽってりしたフォルムが特徴のブレスレット『ノジカ』は、馬具のホースビット(轡 くつわ)が着想源。モチーフを左右に開閉することで、装着が可能に。奥/「シェーヌ・ダンクル」のモチーフに網目模様の細工が施された、’60年代製のブレスレットは、パリの蚤の市で。無骨な表情が、板谷さんのお気に入り。

「エルメス」の伝説的なモチーフが目を引く1970年代製のブレスレットは、板谷さんが最もお気に入りのジュエリー。

「これは2年前に、ヴィンテージショップで出合ったもの。目が合った瞬間、なんだ、これは…と。なぜならこのシリーズは、シルバーしか見たことがなかったから。店主に聞くと、『どこかのわがままなマダムが、ゴールドでオーダーしたのでしょう』とのこと。よく見ると細かなキズもたくさん入っていて、かつての持ち主との濃密な時間が感じられます。私が昔からヴィンテージやアンティークに魅了されるのは、ここ!誰にも渡したくない、2022年も頑張ったからいいよねと自分に言い聞かせ、即決でした」(板谷さん)

「エルメス」を愛したマダムから、新しい持ち主に引き継がれたブレスレットは、今も現役で、極上の存在感を放っている。

「2023年の自分へのご褒美は、“エルメス” のお店で購入したレザーブレスレット。私らしい味が出るといいなと、日々楽しんでいます」(板谷さん)

※掲載アイテムはすべて私物になりますので、ブランドへの問い合わせはご遠慮ください。

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PHOTO :
小池紀行(CASK)
EDIT&WRITING :
兼信実加子、安村 徹(Precious)