お出かけ気分が盛り上がる季節、新名所、食やアート、ホテルetc…大人を満たす東京のラグジュアリー・スポットが盛り上がっています!

雑誌『Precious』4月号では、別冊付録「とっておき『春のお出かけ』最旬LIST」を展開。今回は「今行くべき、最旬レストラン10」と題して、食のプロが推薦する、とっておきのお店を厳選してもらいました。

世界一ともいわれるグルメの街・東京は、日々進化を続けています。スペシャルを味わえるファインダイニングからアラカルトで気軽に楽しめるレストランまで、注目の新店で、日常も非日常も満たして。

今回は神谷町「サーワーン ビストロ  (SAAWAAN BISTRO)」をご紹介します。

ときにはドレスアップしてラグジュアリーなディナーを、ときにはひとりでふらっとアペロを…。食のプロが推薦する、とっておきのお店とは?

推薦してくれたのは…

森脇慶子さん
フードライター
料理人の人物像にも迫るインタビューは読み応えがある。“シャネル”を颯爽と着こなし、日々食べ歩く。鮎やフカヒレが好き。最新刊は『東京 最高のレストラン』(共著/ぴあ)。

Thailand「サーワーン ビストロ(SAAWAAN BISTRO)」|神谷町

東京にもほとんどないモダンなタイ料理は、食べ慣れた大人ほどハマりそうです。(森脇さん)

レストラン_1,東京_1
「塩漬け牛肉とココナッツのスープ」¥2,068。塩漬け牛フィレ肉のタルタル、ビーツで炊いたエシャロットや菊芋、コブミカンの葉を、3日かけて仕込む牛骨ブロスとココナッツのスープと共に。
レストラン_2,東京_2
「海老のスチーム ヌードル、発酵魚介ソース」¥2,242。丸ごと蒸した海老と米粉麺、レモングラスなどのハーブや卵黄に発酵魚介ソースをかけて。
レストラン_3,東京_3
香り豊かなオリジナルのカクテル。右から、バニラウォッカベースの「パッションフルーツ」¥1,540、ラムベースの「レモングラス ココナッツ」¥1,320

ここでしか味わえないタイ料理の伝統とモダン

オープン直後にミシュラン一つ星に輝き、海外からも注目を集めるタイのファインダイニングが、カジュアルスタイルで日本初上陸。

コースのみの本国のメニューもアラカルトで楽しめるとあって、100席あるダイニングは常に満席。料理はパッタイなどのいわゆる家庭料理とは異なり、食文化が栄えたアユタヤ王朝時代の宮廷料理の思想をベースに、現代のタイ料理をモダンに再構築。イノベーティブでありながら調理法はオーセンティックで、苦みの代わりに辛みを加えた五味や彩りを大切にし、ハーブは香りが飛ばないよう営業時間の直前に切りだす。

大胆で、繊細で、その奥行きのある複雑味にリピーター続出。誰もが日本で初めて味わう最先端の美しいタイ料理のおいしさを体験して。

レストラン_4,東京_4
タイタパスも評判のバー、23年11月オープン。
レストラン_5,東京_5
異国情緒溢れるダイニングは個室もあり。

※掲載した価格は、すべて税込みです。
※サービス料が別途かかる場合があります。メニューは時期によって変更になります。

〈DATA〉

  • サーワーン ビストロ(SAAWAAN BISTRO) 
  • 営業時間/11:00〜14:00(L.O.14:00)、17:30〜23:00(L.O.フード22:00、バーは22:30)
    定休日/火曜(祝日の場合は翌水曜)
    料金/コースもあり
  • TEL:03‐6441‐0737
  • 住所/東京都港区麻布台1-3-1 麻布台ヒルズ タワープラザ3F

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PHOTO :
長谷川 潤
EDIT&WRITING :
松田亜子、木村晶・池永裕子(Precious)