2024年1月、イギリス・チャールズ国王とほぼ同時に腹部の手術のため入院、療養に入ったキャサリン皇太子妃。当初、イースターには公務に復帰する見通しだったものの、母の日(イギリスは今年は3月10日)に発表した子どもたちとの写真が加工されている、として大手通信各社が配信を中止。皇太子妃が謝罪するという一連の出来事や、ウィリアム王子の突然の公務欠席を発端に様々な憶測が飛び交う事態に。3月22日、満を持して公表された皇太子妃本人による動画で、がんの診断を受け化学療法の初期段階にあると発表。心なしかほっそりとしてしまった皇太子妃ながら、その堂々としたアティテュードや、がんを発症したすべての人に勇気を与えるメッセージが世界じゅうのファンの心を動かし、それ以来、たくさんのエールが送られています。そんな42歳の強く気高い美しさを、優しいカラーで引き立てた、桜ピンクの着こなしをスナップで紐解いていきましょう。
■1:プリンセスらしいフレアなシルエットを共布ベルトでスタイリッシュに引き締めて
ロンドンのV&A児童博物館に、ヤングV&Aが正式に開館。オープニングに駆けつけた皇太子妃は、ビューラ ロンドンのワンピースに、ジミー チュウの白いヒールとマッピン&ウェッブのダイヤモンドのイヤリングをスタイリングしています。ミディ丈のワンピースは上質感漂うクレープ素材。ふんわり袖にくるみボタン、フレアスカートという甘いディテールをウエストマークでキリッと引き締めています。足元の白が装いにモダンなアクセントをプラスし、甘すぎない大人のピンクスタイルを完成。
■2:ハンサムなパンツスーツにパールベルトで優雅なアクセントをプラス
ロンドンのファウンドリング・ミュージアムを訪問。アイキャッチーなパンツスーツはシガレットパンツとシングルジャケットのセットアップで、最愛デザイナーであるアレキサンダー・マックィーンによるもの。インナーもピンクで揃え、白のベルトで軽やかな切れ味をオン。パールのバックルが上品フェミニンな艶を添え、ピンクがさらに華やかな印象に仕上がっています。
■3:ふんわりワンピースを濃淡&ウエストマークでスッキリとした印象に
毎年恒例、チェルシー王立病院で開催されるチェルシーフラワーショーに出席。ME+EMのバイカラーのワンピースにベージュのヒール付きエスパドリーユを合わせています。フロントに一段濃いピンクが配され、縦方向を強調したデザイン。同じ濃いピンクのベルトでウエストマークし、ピンクでも膨張することなくスッキリとした印象を叶えています。
今回はイギリス・キャサリン皇太子妃の桜ピンクスタイルをお届けしました。ヨーロッパの王室に咲く大輪の花である皇太子妃。その華やかな姿にメディアを通して1日も早く、再会したいものですね。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- WRITING :
- 神田朝子