【「日本茶」の新潮流!】注目の茶葉や、ふまえておきたい基礎知識まで!豊かな緑の世界を楽しんで

知っているようで意外と知らない日本茶の世界。豊富な種類の茶葉に、それぞれの風味の違い、必要な道具やおいしい淹れ方など、知るほどにその奥深き世界の虜に。そこで、そんな日本茶の魅力を実際に体験できるスポットや日本茶のトレンドをご紹介! 新茶を迎えるこの時期に、日本茶の知識もアップデートしましょう。

今回は、新感覚フレンチが日本茶とのペアリングで楽しめる「HASABON(ハサボン)」についてご紹介します。

「HASABON(ハサボン)」新感覚フレンチを、日本茶ペアリングで

東京・神楽坂の「HASABON」の店内
茶釜があるカウンター席。

東京・神楽坂の路地の奥、ひっそりと佇む古民家。1階がフレンチレストランと茶寮、2階はギャラリーで、オーナーがセレクトした作家ものの茶碗や酒器が並ぶギャラリーには茶室があり、茶道も体験できます。

こちらでいただけるフレンチは、日本の旬の食材と独自の発酵を用いながら、季節ごとのテーマに合わせ、シェフがフレンチの技法で再解釈したオリジナリティ溢れるコース。その自由な発想と繊細なひと皿にはファン多し! 加えて、オープン当初からいち早く取り入れた日本茶ペアリングは、日本各地の知られざる日本茶を独創的な料理と共にいただけるとあって人気です。

「HASABON」で人気の「イカとフェンネル、なめこのソテー ピスタチオと玉露のアクセント」
「イカとフェンネル、なめこのソテー ピスタチオと玉露のアクセント」

例えば、常連のお客様に人気の「イカとフェンネル、なめこのソテー ピスタチオと玉露のアクセント」は、シンプルな炒め物ながら、ピスタチオのペーストとフレッシュなレモン汁の風味が際立つシグネチャーディッシュ。青ネギのオイルと玉露のパウダーが香りを演出し、ペアリングのパクチーほうじ茶との相性は抜群。

料理に合わせてお茶の淹れ方や温度、器を変え、最後まで料理とお茶が楽しめるよう工夫されています。フレンチ×日本茶。意外な組み合わせはまさに異文化体験といえます。

東京・神楽坂の「HASABON」で供される「聖護院大根と蝦夷鹿、黒ニンニクとセリ キノコのコンソメと共に」
 

「聖護院大根と蝦夷鹿、黒ニンニクとセリ キノコのコンソメと共に」だしで炊いた聖護院大根に蝦夷鹿のミンチと黒ニンニクのペースト、炒めたセリ。温かいキノコのコンソメをかけていただく。若葉のような香りの玉露と合わせて。

東京・神楽坂の「HASABON」で供される料理
 

「稲荷寿司」中には酢飯に見立てた玄米のマスタード和えが。紅芯大根ピクルスがアクセント。乳酸発酵を施した徳島の阿波番茶はワイングラスで。

東京・神楽坂の「HASABON」のコース最後で供されるお抹茶。
 

コース最後のお抹茶(画像上)は、作家ものの茶碗(画像下)から好きなものを選べる。

食器_1,ショップ_1,ティー_1,和文化_1
 

「HASABON(ハサボン)」

住所:東京都新宿区横寺町30 神楽坂茶ノ木テラス101
TEL03-6427-5448
時間:平日ランチ(水・木曜のみ)11:30〜15:00(L.O.14:00)、平日ディナー17:00〜23:00(L.O.21:00) 土・日曜11:30〜23:00(L.O.21:00) 
定休日:月曜、第3火曜
メニュー:ディナーコース(前菜4皿、メイン2皿、デザート、抹茶)¥11,000〜、ティーペアリング¥5,500

※掲載した価格は、税込みです(サービス料は別)。
​※営業日や営業時間に変更の可能性があるため、お出かけの際は最新情報をご確認ください。また、料理は季節によって変わる場合があります。

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PHOTO :
長谷川 潤
EDIT&WRITING :
田中美保、木村 晶(Precious)