【「日本茶」の新潮流!】注目の茶葉や、ふまえておきたい基礎知識まで!豊かな緑の世界を楽しんで

知っているようで意外と知らない日本茶の世界。豊富な種類の茶葉に、それぞれの風味の違い、必要な道具やおいしい淹れ方など、知るほどにその奥深き世界の虜に。そこで、そんな日本茶の魅力を実際に体験できるスポットや日本茶のトレンドをご紹介! 新茶を迎えるこの時期に、日本茶の知識もアップデートしましょう。

今回は、東京・渋谷にあるTEA BAR「聴景居(ちょうけいきょ)」をご紹介します。

「聴景居」日本茶で “アジアを旅する” 唯一無二の体験を!

「聴景居」の店内
茶室をイメージした静謐なカウンター。

ロンドン発「ザ・コンランショップ」初のアジアにフォーカスした店舗「ザ・コンランショップ 代官山店」。その地下一階に、静かにお茶を楽しめる空間があること、ご存じでしょうか? 香りを聴き、景色を聴くという意味が込められた「聴景居」では、お茶を通じて、あたかもアジア各国を巡るかのような体験を楽しめます。

「聴景居」の茶葉
見本から好きな茶を選ぶ。

ディレクションを務めたのは「櫻井焙茶研究所」所長の櫻井真也さん。

「あまりに身近にありすぎて気付かなかった日本茶の可能性を改めて見直し、その文化を後世に伝えたい。茶葉はアジアの香りをコンセプトにセレクト。日本独自のお茶の製法のおもしろさと共に、日本茶の可能性を多角的に体験してもらいたい」とメニューを考案。

「聴景居」の茶葉
コースは玉露から。

おすすめは、日本の伝統的な玉露からスタートし、ブレンド茶や発酵茶、スパイス抹茶を、お菓子やお茶請けと共に楽しめる「お茶のコース」。趣向を凝らした構成は、お茶を巡る “journey”!

しかも、使用される茶葉はすべて日本のものというから驚きです。今年2月からは、茶葉を使ったオリジナルの茶酒も登場。新たな日本茶の景色を聴く、未知なる体験をぜひ。

「聴景居」の玉露と甘納豆
 

35℃という低温で3分、ゆっくり淹れた一煎目はうま味が凝縮したパンチの効いた味。甘納豆と一緒に。

「聴景居」のパクチーの葉をブレンドした玉露。
 

玉露の三煎目は、なんとパクチーの葉がブレンドされ(ミントも選べる)、冷茶で。

「聴景居」の玉露。冷茶。
 

玉露の葉は塩と共にお茶請けに。

「聴景居」のティーに使用されるスパイス
 

続いて発酵茶を二煎いただいた後、スパイスが登場。

「聴景居」にてサンドブリュワーで沸かしている様子
 

スパイスをすり鉢でつぶした後、サンドブリュワーでスパイスウォーターを沸かし、その湯で点てた抹茶をいただいて終了。

「聴景居」にて茶をたてる様子
 

味も香りも驚きの連続!

「聴景居」の菓子
 

コース最後のスパイス抹茶用に菓子をひとつ選べる。


「聴景居(ちょうけいきょ)」

住所:東京都渋谷区猿楽町18-8 ヒルサイドテラスF棟 B1 
TEL03-6703-6710 
営業時間:日・月・火 12:00~19:00(L.O. 18:00)、木・金・土 12:00~22:00(L.O. 21:00)※予約がベター
定休日:水曜日
メニュー:お茶のコース¥5,500
Instagram:@tea.bar.chokeikyo

※掲載した価格は、税込みです(サービス料は別)。
​※営業日や営業時間に変更の可能性があるため、お出かけの際は最新情報をご確認ください。また、料理は季節によって変わる場合があります。

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PHOTO :
篠原宏明
EDIT&WRITING :
田中美保、木村 晶(Precious)