雑誌『Precious』5月号では、別冊付録【毎日を豊かに彩る「暮らしの名鑑」57】にて、これまで連載「プレシャスアイ」で紹介してきたものを中心に、豊かな暮らしへと誘うインテリアの名品を特集しました。
今回はその中から、温もり溢れる「シャポ クリエイション」の ダイニングテーブルをご紹介します。
「シャポ クリエイション」の ダイニングテーブル
木の温もりと芸術性が宿る丸テーブルを大切な人と囲む幸せ
脚のデザインが目を引くエルム(楡)の木の丸テーブルは、直径96cm。ふたりの食卓にも友人が集うときにも活躍する、フレキシブルなダイニングテーブルです。デザインは、20世紀半ばを代表するフランスの家具デザイナーで、木工職人でもあったピエール・シャポ。シャポは、パリ国立高等美術学校で建築学を学んだあと、北欧や中南米を旅して回り、アメリカで建築家フランク・ロイド・ライトの影響を受けます。
1973年に手掛けたテーブルは、伝統的な木工芸の技術とモダンなデザインが融合されたもの。家族と移り住んだプロヴァンス地方アヴィニヨン近郊の工房で製作しました。現在も、シャポのデザインした家具はこの工房で、彼の孫をはじめとする職人たちによってつくられています。次の食卓にはこんな温もり溢れる丸テーブルを…と、夢が広がっていきます。
〈DATA〉
1973年にピエール・シャポが発表した、6人掛けのダイニングテーブル。脚部の交差は独自の黄金比を用いて設計。自然素材のワックス仕上げで、経年で色味が濃く変化していく。9人掛けや12人掛けのサイズも。受注生産品、納期応相談。
※掲載商品の価格は、税込みです。
※掲載されている商品の価格は、2024年3月15日現在のものです。
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- PHOTO :
- 唐澤光也(RED POINT)
- STYLIST :
- 中林友紀
- COOPERATION :
- 大庭典子
- EDIT&WRITING :
- 川村有布子、佐藤友貴絵(Precious)