アニオナから、2017年春夏シーズンのショートフィルムが発表されました。ショートフィルムのタイトルは『Closing in』。
監督は、巨匠、ルキノ・ヴィスコンティの曾甥孫(甥の孫の子)にあたるフェルディナンド・シト・フィロマリーノ、主演はマルゴシア・ベラ、相手役はフランス人俳優のスタニスラス・メラールが務めます。
前シーズンのショートフィルムでは、フィロマリーノ監督と縁の深い、ルキノ・ヴィスコンティが監督として参加した『ボッカチオ’70』をインスピレーションソースとしていましたが、2017年春夏シーズンでは、ブライアン・デ・パルマ監督作品の『殺しのドレス』へオマージュを捧げた『Closing in』を製作。
「映画とファッションを融合させ、映画という言語を着想源にテーマを掘り起し、人生におけるファッションはいかなるものかということを表現するというアイディアからスタートしました。アニオナのコレクションを単純に描写するということではなく、活き活きとした雰囲気と物語を与えることを目的としています」
と、フィロマリーノ監督が語るように、洗練されたアニオナ・ウーマンを映像の中で見事に具現化しています。
ルキノ・ヴィスコンティの煌びやかな作品世界とは対照的に、ロマンティックで物憂げな印象の『Closing in』。官能的でサスペンスフルな世界観のアニオナのショートフィルムを、じっくりと堪能してください。
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- Precious.jp編集部