東京・丸の内のスモールラグジュアリーホテル「フォーシーズンズホテル丸の内 東京」の7F、2024年のミシュランガイド東京にも掲載されたフレンチビストロ「メゾン マルノウチ(MAISON MARUNOUCHI)」では、季節を感じるテーマに沿ったアフタヌーンティーメニューが、毎回好評を博しています。
2024年6月1日(土)~8月31日(土)の期間限定で登場するのは「アロハ アフタヌーンティー」。ハワイをイメージしたアフタヌーンティーで、トロピカルフルーツをふんだんに使い、夏らしさを感じられるメニューとなっています。
エグゼクティブ ペストリーシェフのパトリック・ティボー氏の、卓越した技術から生み出されるサマースイーツの数々。
パトリック・ティボー氏は、「風味豊かな色鮮やかなフルーツほど、夏を象徴するものはありません。ハワイの島々では、特に美しい彩りのデザートやカクテル、スムージーなどが人気です。そこからインスパイアされ今回のアフタヌーンティーのメニューを考案しました」と語ります。
今回、Precious.jpライターがひと足先に「アロハ アフタヌーンティー」を試食させていただきました。本記事では実食レポートを通し、メニューの詳細をご紹介します。
メゾン マルノウチ「アロハ アフタヌーンティー」実食レポート
アフタヌーンティーは、ハワイアンカクテル「マイタイ」をアレンジしたモクテルから始まります。
「マイタイ」は、ラムをベースとしたトロピカルな味わいのカクテル。メゾン マルノウチの「アロハ アフタヌーンティー」では、フレーバーティー「マンゴー&ストロベリー」をベースに、リンゴジュース、パイナップルジュース、グレナデンシロップ、およびラムシロップを用いて、飲みやすく美しいモクテルに仕上げています。
トロピカルで華やかな甘みが口いっぱいに広がる一方、後味はすっきり。続くセイボリーとも好相性です。
アフタヌーンティーでは、フレーバーティーやハーブティー、コーヒーなど20種類近くのメニューの中から、お好きなドリンクをフリーフローで楽しめます。
セイボリーは全5品。大皿で登場したのは、写真手前から時計回りに「茸とゴートチーズのグジェール」「野菜のサモサ キュウリのライタ」「鱈子 からすみと三つ葉」「グリーンアスパラガス クリームチーズ」です。
セイボリーは、ミシュラン2つ星を誇る「セザン(SÉZANNE)」の総料理長 ダニエル・カルバート氏が監修。「セザン」は、「メゾン マルノウチ」に隣接するレストランで、シンプルかつ洗練されたメニューが楽しめるお店です。セイボリーにもシェフの美学が垣間見えますよね。
スパイシーな和牛のひき肉とサクサクのパイ生地の相性が抜群の「和牛のエンパナーダ」も絶品。ひとつひとつのセイボリーは、食感や味わいがすべて異なり、どれもとてもおいしくいただきました。
セイボリーは季節ごと、また食材の入荷状況により、内容が変わることがあるのだとか。この日も「グリーンアスパラガスがおいしい季節なので」という理由から、アスパラガスのメニューが組み入れられていたそうです。
お店のおすすめ通り、クリームチーズと合わせたグリーンアスパラのタルトは大変おいしく、思わず「レギュラーメニューになればいいのに……!」と願ってしまったほどです。季節ごとのおいしさが味わえるセイボリーメニューを、ぜひご堪能くださいね。
トロピカルフルーツを用いたスイーツは全5品
セイボリーに続き、華やかなスイーツがお目見え。シルバーの3段スタンドに、スイーツ5品とスコーン、マドレーヌがのせられて登場します。
色鮮やかな「アロハ アフタヌーンティー」では、パトリック・ティボー氏が遊び心あふれる日本ならではの「カワイイ」を繊細に表現。ハワイのトロピカルフルーツや旅のワンシーンを連想させるようなスイーツが、ハワイへの旅へと誘ってくれます。
上段には、ハワイの伝統菓子「ハウピア」をアレンジしたスイーツが登場。
ハウピアは、ココナッツミルクから作られたプリンのようなデザートで、「アロハ アフタヌーンティー」では、もちもちとしたココナッツの食感に、シナモン風味のバターサブレ、ローストココナッツフレーク、紫芋を用いたスイートポテトクリームを合わせていただきます。
甘いスイーツの中に、僅かに効いた塩気がアクセントになっていました。サブレのサクサクとした食感も◎。
南国らしいカラーのスイーツが続々と続きます。
「トロピカルジェリー」は、バニラとハイビスカス、マンゴーの3種類のジェリーを組み合わせたスイーツ。マンゴーの甘くフルーティーな味わいに、バニラの風味や、ハイビスカスが香る、華やかな味わいのひと品です。
今回のアフタヌーンティーでは、どのスイーツも彩り鮮やかなのが印象的でした。
フォトジェニックな「チョコレートワッフルバスケット&ベリークリーム」は、実は日本でも人気を博した「アサイーボウル」からインスピレーションを得て作られたそうです。
チョコレートワッフルで作られたバスケットの中には、クリームのほか、たっぷりとベリーのソースが入っており、甘みと酸味のバランスが絶妙です。デコレーションもかわいらしいですよね。
「パッションフルーツ&バナナムース」は、クリーミーなバナナムースにパッションフルーツジェリーを合わせたレイヤーケーキです。バナナもパッションフルーツもどちらもハワイで愛されている食材です。
ふわふわのバナナムースの中には、濃厚なバナナのピューレも。バナナの甘みとパッションフルーツの爽やかさがマッチした、まさに南国の風を感じるスイーツでした。
「マンゴー&ライムタルト」は、サクサクのタルトにフレッシュマンゴーとなめらかなライムホイップクリームを掛け合わせた、かわいらしいひと品です。
ハワイアンカクテルではマンゴーとライムのコンビネーションがよく使用されるのだそう。見た目も華やかで、まさにハワイアンカクテルのよう。添えられたエディブルフラワーも美しいですよね。
スコーンはプレーンとココナッツの2種類。クロテッドクリーム、いちごジャム、柚子マーマレードジャムを添えていただきます。焼きたてでふわふわのマドレーヌはショコラ風味。
セイボリー、スイーツのおいしさはもちろんのこと、スコーンとマドレーヌのおいしさにも筆者は毎回驚かされます。ほんのり温かいマドレーヌと、ふわふわでほろほろのスコーン、ぜひお試しくださいね。
大きな窓から暖かな光が差し込む「メゾン マルノウチ」でいただける、まさにハワイ気分を楽しめる「アロハ アフタヌーンティー」。
みなさんもアフタヌーンティーを通して、夏らしい雰囲気を味わってみてはいかがでしょうか?
問い合わせ先
- フォーシーズンズホテル丸の内 東京「メゾン マルノウチ(MAISON MARUNOUCHI)」
- 提供時間/11:30~18:00(L.O.)
- TEL:03-5222-5880
- 住所/東京都千代田区丸の内1-11-1 パシフィックセンチュリープレイス丸の内
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- TEXT :
- 伊東ししゃも 編集者・ライター
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- EDIT :
- 小林麻美