青葉が美しい爽やかな季節には、軽やかさのある「レース」アイテムがよく映えます。白と黒という無彩色を活用することで、大人ならではの洗練のレーススタイルを楽しみましょう。

■1:アンナ・ウィンターは…カジュアルなロンTで外してセンシュアルなスカートをぐっと身近に

総レースのスカートにヒップを覆う丈感のロンTを合わせてドレスダウン。
総レースのスカートにヒップを覆う丈感のロンTを合わせてドレスダウン。

2024年5月22日、ハンブルクでスナップされたデジタルクリエイターのアンナ・ウィンター。透け感たっぷりの白レーススカートも、親しみやすいロンTで外せば身近な存在に。繊細なアイテムとカジュアルなアイテムというテイストミックスなら、あか抜けた印象にまとまります。さらに白で繋ぐことで、軽やかさをアピール。小物は黒で統一し、引き締めを実行。ポインテッドトゥのスリングバックパンプスで下半身をレディに仕上げても、ロンTがあるからこそ華美に傾きすぎず、ヘルシーにきまります。

■2:エリザベス・フォン・デア・ゴルツは…肩掛けジャケット×スポーツサンダルでアクティブさをプラス

真っ赤なペディキュアが白黒コーディネートのさりげないポイントに。
真っ赤なペディキュアが白黒コーディネートのさりげないポイントに。

ラグジュアリーECサイト『FARFETCH(ファーフェッチ)』のCCOを務めるエリザベス・フォン・デア・ゴルツを、ミラノ ファッションウィーク開催中のストリートでキャッチ。これからの季節に重宝する爽やかな白ワンピースは、黒レースの切り替えで華やかかつシックな表情へ。黒のジャケットをさっと肩掛けすれば、引き締め効果が加わるだけでなく、風通しの良さをキープできるので身軽に着地します。足元にはスポーツサンダルを投入し、アクティブさを上乗せ。フェミニンなワンピースをあえて崩しながらも、白黒という配色にこだわればちょうどいいバランスに整います。

■3:ケイティ・ジョルガゼは…レースのセットアップは抜け感ポイントをつくってデイリー仕様に

どこか懐かしいクロシェ編みのレースセットアップがキャッチーさに貢献。
どこか懐かしいクロシェ編みのレースセットアップがキャッチーさに貢献。

2024年4月、パリでスナップされたインフルエンサーのケイティ・ジョルガゼは、総レースのトップスとスカートのセットアップを活用していました。場合によっては重い印象になる夏のオールブラックコーディネートは、透け感のあるレースをたっぷり使うことで軽快に誘導。スカートを腰穿きすれば、脱力感が宿って今っぽさ抜群です。小物も同じ黒で統一しながら、レザーとメッシュの異素材ミックスでのっぺりするのを防止。くたっとした形のバッグとフラットパンプスが抜け感を作ってくれるので、気張らない初夏のブラックコーディネートを作ることに成功しました。


白や黒を使ってカッコよくまとめた、大人らしい「レース」コーディネートをご紹介しました。ちょっぴり外しを加えるテクニックを活用することで、こなれた印象を叶えた海外インフルエンサーたち。ぜひ、参考にしてみてくださいね。

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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香