例え同じデザインであっても、ジュエリーはあしらい方ひとつでまったく異なる個性が表現できるもの。
雑誌『Precious』8月号では、「感性に響くジュエリーとの出合いかた」と題して、ジュエリー成長期を迎えた今、何を選んでどうつけこなすか、唯一無二の個性の表現について特集。自分らしさとは何か? 感性に共鳴するジュエリーの見つけ方を、ジュエリー・ディレクター伊藤美佐季さんが語ります。
今回はその中から、「ブチェラッティ」のジュエリーをご紹介します。
「ジュエリーの組み合わせ方は人生と同じ。千差万別だからおもしろい」
「ジュエリーの傷跡は人生の証。傷つくことを気にして宝石箱に保管するのではなく、日常的に身につけることが大切です。そうすることでジュエリーが肌になじみ、自分だけのあしらい方が見つかるはずです」と伊藤さん。
「かつてジュエリーはハレの日のものとされていましたが、時代と共に自分らしさを表現するものへと変化しました。王道の身につけ方もミックスマッチなあしらい方も、どちらも正解。決して他人目線ではなく、自らの感性を信じて自由なスタイリングを楽しむことが必要です」と語ります。
「またハイ&ローは関係なく直感的に惹かれるジュエリーは、自分を楽しませてあげられるものです。特に宝石は洋服と違い、今は似合わなくても将来の自分にはフィットするという不思議な一面も持ち合わせています。私もジュエリーには未来の生き方のヒントが投影されていると感じることがありました。だからこそ自分自身の心に響くジュエリーとの出合いは、旅でも見逃さないようにしています。そうして繰り返すうちに、気がつけば独自のスタイルが確立されてくるはずです」(伊藤さん)
異なるデザインを重ねるほどに自分らしさが見えてくる
マットな梨地や艶やかな鏡面仕上げなど、ゴールドの質感だけでもさまざま。お気に入りのブレスレットをその日の気分でレイヤードすることで、自分だけのコーディネートを完成させて。
「上級者に注目してもらいたいのが、ブラウンダイヤモンド。こっくりとした独特な輝きが、手元をシックに彩ります」(伊藤さん)
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
※文中の表記は、WG=ホワイトゴールド、DIA=ダイヤモンド、RG=ローズゴールド、YG=イエローゴールドを表します。
問い合わせ先
関連記事
- 大政 絢さんと、崇高な煌めきを放つ「ダイヤモンドジュエリー」|奇跡の輝きが、からだの感覚と感性を研ぎ澄ます
- 「ディオール」の夏映えジュエリー|ムッシュ ディオールが愛した庭園の花々を鮮やかな色彩で表現した『ディオレット』
- 迫力豊かな「シャネル」のネックレスをレイヤードして、マリンスタイルを格上げ|ラグジュアリーな特別感が満ち溢れて
- PHOTO :
- 長山一樹(S-14)
- STYLIST :
- 伊藤美佐季
- EDIT&WRITING :
- 池田旭香、佐藤友貴絵(Precious)