「外眼筋」の衰えは、目の下のクマとたるみに直結

長時間うつむいたままのデスクワークは、ずっと下を見ていて眼球を動かさない…。これは、目周りの筋肉を動かしていないということ。これが目元の老け見えにつながります。

2人の女性 トーニングの指導をしている
 

眼球を動かす筋肉には、上斜筋、内直筋、上直筋、外直筋、下直筋、下斜筋という6つ筋肉があり、これらをまとめて「外眼筋」といいます。横目でちらっと見る、下を見る、上を見る、という眼球の動きは、この「外眼筋」の働きによるもの。けれども、うつむいた状態のデスクワークは、顔を下に向けて1方向を見続ける状態で「外眼筋」をほとんど使いません。そのために凝り固まり、衰えやすくなっているのです。

これによって血流が悪くなる、目の下に脂肪が溜まったり、むくみやすくなるため、クマとたるみを引き起こしてしまいます。そこで、エイジングデザイナーの村木宏衣さんが教えてくれたのが、「外眼筋」を鍛えるために眼球を上下左右に動かすトレーニング。目の筋肉も体の筋肉同様に使わなければ衰えてしまいます。これは、単純なトレーニングですが、目の筋肉をしっかりと使っている実感あり。

「外眼筋」の衰えは、目の下のクマとたるみに直結し、目周りはどんより暗く老け見えしてしまうので気になっている人は今すぐケアを開始しましょう!

■Step1:親指を目で追うように上下を交互に見る

腕を真っ直ぐ前に伸ばし、 親指を立てます。腕をゆっくり上げるのと同時に親指を目で負います。 このときあごが上がらないように、顔は正面のままで目だけを上に動かしましょう。

親指を目で追うように上を見る
 

次にゆっくりと正面に戻してから、腕を下げるのと同時に親指を目で追います。 このときあごが下がらないように、顔はなるべく正面のままで目だけを下に動かしましょう。これを上下ワンセットにして10回繰り返してください。

親指を目で追うように下を見る
 

■Step2: 真横に腕を伸ばし、目だけで左右を交互に見る

顔の前で左腕を伸ばし親指を立てます。ゆっくりと腕を左に動かして、同時に目だけで親指を負います。

 真横に腕を伸ばし、目だけで左を見る
 

次に、そのまま左腕をゆっくりと腕を右に動かして、同様に目だけで親指を負います。この左右ワンセットにして10回繰り返しましょう。

 右に腕を動かし、目だけで右を見る
 

【まとめ|目の下のクマ、たるみの解消に!眼球トレーニング4か条】
1)スマホ操作やパソコン作業で長時間下向きにものを見るクセがついている。
2)このクセが目の下のクマとたるみを引き起こし、老けたように見せてしまう。
3)下向きのクセによって「目の下に脂肪が溜まりやすくなる」「目周りの筋肉が凝り固まる」のが原因。
4)解決策は目周りの筋肉を鍛えて、血流アップ&引き締め効果を狙うトレーニングが有効。

以上、「目の下のクマ、たるみの解消に!眼球トレーニング」を教えていただきました。

セルフケアは続けることが大事。「誰でも簡単に効果テキメン」のアンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。

次回は7月20日の更新です。お楽しみに!

村木宏衣さん
エイジングデザイナー
(むらき・ひろい)大手エステティックサロン、整体院、美容医療クリニックでの勤務経験を経て、小顔、リフトアップ、むくみ、ボディメイキングなど女性の悩みに対して、独自の「村木式 整筋」メソッドを確立。2018年「クリニックF」内「Amazing♡ beauty」を開設。『10秒で顔が引き上がる 奇跡の頭ほぐし』(主婦の友社)は24万部を突破し、『10秒で疲れが取れる 奇跡の目元ほぐし』(主婦の友社)も好評。 また、ご自身がプロデュースした美顔器「アメージングローラー」も発売中。「村木式整筋」メソッドのテクニックをセルフケアで簡単に再現できると話題に。ほかにも『10秒で10歳若返る 奇跡のたるみリフト』(主婦の友社)。 Instagram
体験者:北 真実さん
メーカー勤務
「下向きで作業するクセがつくと目元の筋肉が弱って、クマやたるみができやすくなるなんて…。目の筋肉が凝り固まっている自覚はなかったのですが、このトレーニングを行うと、眼の筋肉をしっかりと動かしている、という実感がありますね。簡単ですし、疲れ目ケアにも良さそうなので、隙間時間使って継続したいと思います」
PHOTO :
松原敬子
EDIT&WRITING :
荒川千佳子