なにもしなければ足首は硬くなる!動きを引き出すストレッチを習慣に

足首が硬くなるのは「使っていない」のが原因。足首をしっかりと動かす動作はしゃがむことなのですが、私たちはしゃがむことがほとんどない生活をしているので、大抵の人の足首は硬くなっています。ちなみに、ちょっとした段差につまづく…というのも足首の硬さが原因ですよ。そこで、エイジングデザイナーの村木宏衣さんがおすすめするのが「足根骨(そっこんこつ)ストレッチ」。

 

「足根骨」とは、7つの骨が構成されている総称です。足の土台となる、かかとから足首を形づくっていて「踵骨(しょうこつ)」「距骨(きょこつ)」「舟状骨(しゅうじょうこつ)」「内側楔状骨(ないそくけつじょうこつ)」「中間楔状骨(ちゅうかんけつじょうこつ)」「外側楔状骨(がいそくけつじょうこつ)」「立方骨(りっぽうこつ)」の骨の組み合わせで体重を分散し、歩行や走行時の衝撃を吸収したりして、体のバランスを支えています。

「足根骨(そっこんこつ)ストレッチ」とは足の指を足裏側に倒す動きで、ふだんの生活ではあまりしない動作なのですが、硬くなっていた足首周りに適度な刺激を与えることができ、可動域が広がり「足首がしっかりと使える」ようになるのだそう。

「足首がしっかりと使える」ことのメリットは、「歩幅が広くなり、すり足が解消される」「ふくらはぎの筋肉が適切に使われることで血流がアップして、むくみが解消される」「体全体が安定するので姿勢がよくなる」など、脚痩せやスタイルアップに効果的。また、たった1回でも足の疲れが取れてすっきりするので、ちょっとした隙間時間にやってみてくださいね。

■Step1:壁に向かって立ち、左足の甲側をクッションに置く

クッションを足元に置きます。そして壁に向かって立ち、次に壁に手をついて左足の甲側をクッションに置きましょう。これが基本姿勢です。

壁に向かって立ち、左足の甲側をクッションに置く
 

■Step2:右足を曲げ伸ばししてバウンドすることで左足の足首に刺激を与える

右足を曲げたり伸ばしたりして体全体がバウンドすることで、左足の足首に刺激を与えます。まずは足をまっすぐに立てた状態で10回バウンドします。

右足を曲げ伸ばししてバウンドすることで左足の足首に刺激を与える
 

次に足を外側に倒して、10回バウンドします。

右足を曲げ伸ばししてバウンドすることで左足の足首に刺激を与える
 

次に足を内側に倒して、10回バウンドします。これで足首にまんべんなく刺激を送ることができ、柔軟に。右足も同様に行いましょう。

右足を曲げ伸ばししてバウンドすることで左足の足首に刺激を与える
 

【まとめ|ふくらはぎを細くする!「足根骨ストレッチ」でむくみ解消4か条】
1)足首はバランスをとりながら全身を支えたり、立つ、歩くなどの動きにも大きく関わっている。
2)加齢や運動不足で足首が硬くなり動きにくくなると、ふくらはぎがむくんでパンパンに!
3)普段、足首をしっかりと使う動作をしていない私たちは意識的に足首のケアが必須。
4)「足根骨ストレッチ」で足首周りの関節の可動域が広がるため、むくみ解消や美姿勢になるなどスタイルアップに効果的。

以上、「ふくらはぎを細くする!『足根骨ストレッチ』でむくみ解消」を教えていただきました。

セルフケアは続けることが大事。「誰でも簡単に効果テキメン」のアンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。

次回は8月10日の更新です。お楽しみに!

村木宏衣さん
エイジングデザイナー
(むらき・ひろい)大手エステティックサロン、整体院、美容医療クリニックでの勤務経験を経て、小顔、リフトアップ、むくみ、ボディメイキングなど女性の悩みに対して、独自の「村木式 整筋」メソッドを確立。2018年「クリニックF」内「Amazing♡ beauty」を開設。『10秒で顔が引き上がる 奇跡の頭ほぐし』(主婦の友社)は24万部を突破し、『10秒で疲れが取れる 奇跡の目元ほぐし』(主婦の友社)も好評。 また、ご自身がプロデュースした美顔器「アメージングローラー」も発売中。「村木式整筋」メソッドのテクニックをセルフケアで簡単に再現できると話題に。ほかにも『10秒で10歳若返る 奇跡のたるみリフト』(主婦の友社)。 Instagram
体験者:北 真実さん
メーカー勤務
「普段、足首を意識することがなかったので、意外と硬くなっていたことに驚きました。このメソッド1回やっただけでも、立ったときに体全体が安定する感じがして、歩やすくなりますし、脚の筋肉を正しく使えるようになりそうです。慣れてきたらクッションなしでもOKとのことなので、いつでもどこでもできますから、隙間時間に行って足首を常にしっかり使えるようにしておきたいと思います」
PHOTO :
松原敬子
EDIT&WRITING :
荒川千佳子