東京・港区の六本木ミッドタウン内にある「ザ・リッツ・カールトン東京」。45Fのメインロビーに位置する「ザ・ロビーラウンジ」は、2024年5月のリニューアルを機に色調やインテリアを一新し、日本の美意識と現代の感性が融合した瀟洒な邸宅のような空間に生まれ変わりました。
リニューアルに伴い、メニューも刷新。そのひとつが、有田焼のオリジナルテーブルウェアでいただく「ザ・リッツ・カールトン東京コレクションアフタヌーンティー」です。
オリジナルスタイルで味わう体験型のアフタヌーンティーと聞き、期待が高まります。
本アフタヌーンティーを体験したPrecious.jpライターが、気になる内容について詳しくレポートします。
有田焼のオリジナル食器で味わう「ザ・リッツ・カールトン東京コレクションアフタヌーンティー」体験レポ
■1:デザートトロリーも含めた11種類ものスイーツ
スイーツは、3種類の「ティーコレクション」と8種類の「デザートトロリー」の2段階で提供されます。
まずは、ティーコレクションから。さわやかなグリーンが目を惹く「グリーンティー、柚子とカラマンシ、ライチ」は、抹茶のサブレ生地の上に柚子とカラマンシを合わせた酸味のあるムースをのせ、抹茶のスポンジをあしらっています。
お花のような「イボワールジャスミンティー、苺のコンフィ、カシスのスポンジ」は、タルト生地にカシスのピューレを染み込ませたしっとりなめらかなスポンジ、ジャスミンティー風味のクリーム、いちごのコンフィチュールを合わせたもの。クリームは甘さ控えめで、さっぱりといただけます。
ウーロン茶のシロップと合わせたキャロットケーキにクレームブリュレとマンゴーのシートをあしらった「キャロットケーキ、マンゴーウーロンティー、クリームチーズ」。こちらも程よい甘さなのがうれしいですね。
デザートトロリーで運ばれてきた華やかでかわいいスイーツ。サーブしてくれる間の対話も本アフタヌーンティーの体験のひとつとして大切にしているそうです。
サクサク食感を楽しめるスイーツ2品。
「カライブ66% チョコレートサブレブルトン」は、濃厚なチョコレートとほどよい甘さのサブレが絶妙なバランスです。パイ生地に柚子パウダーをまぶした「柚子アルレット」は、バターの香りと柚子のほろ苦さを楽しめます。
落ち着いた光沢が美しい器は、もちろん有田焼です。銀を重ね塗りしてマットな質感を出しているそう。
ピスタチオの食感も楽しい「ピスタチオチェリー ミニガトードヴォヤージュ」。しっとりとした生地とピスタチオのコク、チェリーの風味を感じられ、一口サイズでも満足度が高めです。
オレンジと濃厚なダークチョコレートの上にチョコレートムースをのせたチョコ尽くしの一品も。艶やかなチョコレートカラーが有田焼の器に映えます。
シュー生地にココナッツクリームを入れた「エキゾチックココナッツシューケット」。口に入れるとココナッツの香りが口いっぱいに広がります。クリームがたっぷり詰まっているので、一口で食べることをおすすめします。
そして、カカオの種類や含有量が異なるチョコレート。
ナッツとダークチョコレートとの相性のよさを再確認できる「エクアトリアール55%、アーモンド、ヘーゼルナッツ、ピスタチオ」、サクサクとしたパールクラッカンの食感と甘酸っぱいラズベリーがアクセントになった「ラズベリーインスピレーション35%、レーズン、ラズベリーパールクラッカン」、ミルクチョコレートのコクとドライアプリコットの酸味のバランスが絶妙な「ジヴァラ・ラクテ40%、ドライアプリコット、ライスパフ」の3種類です。
ぜひ食べ比べをお楽しみくださいね。
■2:グラスやレバームースなど個性豊かなセイボリー
有田焼のスタンドに配された7種類のセイボリー。スイーツのような華やかさに心が躍ります。
アフタヌーンティーにあるとうれしい、涼やかなグラスセイボリー。「天使の海老 順才 ほうじ茶と土佐酢のフレーバー キャビアと雲丹を添えて」は、濃厚なカブのムースにバルサミコ酢や土佐酢を合わせた酸味のある出汁のジュレ、とろみのある順才を合わせています。さらに、プリプリの海老とキャビア、雲丹が添えられ、スプーンで口に運ぶたびに多幸感に包まれます。
食べやすい一口サイズのセイボリー。赤や黄色のパプリカとゆずの風味を付けたコンソメのジュレを中に入れた根菜のカップです。根菜の酸味とシャキシャキとした食感と紫蘇の香りを楽しめ、さっぱりといただけます。
スイーツのようなこちらのセイボリーは、ポテトのコンフィの中に地鶏のレバームースを詰めたもの。パルメザンチーズのフィユタージュの上には、トリュフのマヨネーズがトッピングされています。芳醇なレバームースとトリュフの風味、コクのあるポテトのコンフィが調和した豊かな味を楽しめます。
「空豆の西京味噌ムース 出汁のグラッサージュ ルッコラと抹茶のピストー」は、タルト生地とシャキシャキとした紅芯大根リングの上に、そら豆のムースを乗せたもの。風味豊かな西京味噌を合わせたクリームチーズが全体に奥行きを感じさせてくれます。
サンドイッチは彩り豊かな3種類。「トマトと法蓮草のエッグサラダサンド」は、ビーツを合わせたバンズに卵サラダ、法蓮草、刻んだトマトを挟んだラグジュアリーな卵サンド。
チョコレートを使ったバンズに生ハム、クリームチーズをサンドした「スペイン産生ハムと黒胡椒風味のクリームチーズサンド」は、ほのかに香るチョコレートと生ハムが相性抜群です。
カボチャを使ったバンズにカツオのリエットを挟んだ「鰹のリエット 茗荷と胡瓜のピクルス 大葉香るサンドイッチ」は、シャキシャキとした茗荷と胡瓜が全体を引き締めてくれています。
■3:夏らしい2種類のジャムとサクサク軽いスコーン
「プレーンスコーン」とチョコレートチップを混ぜ合わせた「メープルとピーカンナッツのスコーン」は、お好みで梅ジャムとタンカンのジャム、クロテッドクリームをつけていただきます。
スコーンはサクサクと軽く、大ぶりでもペロリと食べられます。アフタヌーンティーに欠かせないスコーンですが、これだけのボリュームのスイーツやセイボリーのあとでも食べられるというのはかなりうれしいポイントなのです。
さらに、しっかりとした酸味のある梅のジャムと甘さの中にほろ苦さも感じられるタンカンのジャムが、夏らしさを演出しています。
■4:どれが来るかはお楽しみ!有田焼のポットで提供されるフリーフローのドリンク
ドリンクは、紅茶やハーブティー、コーヒーなど18種類をフリーフローで楽しめます。おすすめは、有田焼のポットで提供されるホットティー。ポットは全5種類あるので、どれが来るのか待つ時間も楽しいものです。
ライターは、夏にぴったりの「トロピカル パラダイス」と華やかな香りを楽しめる「アン プティ ブーケ」をいただきました。
どこかの邸宅に招かれたと錯覚するような落ち着いた上質な空間で、食やアート、対話などさまざまな体験ができる本アフタヌーンティー。お腹はもちろん、心もしっかり満たされそうです。ドレスコードや予約状況などは、公式サイトをご確認くださいね。
問い合わせ先
- ザ・リッツ・カールトン東京
- 「ザ・リッツ・カールトン東京コレクションアフタヌーンティー」
- 提供場所/45F「ザ・ロビーラウンジ」
- 提供時間/12:00〜17:00
- TEL:03-6434-8711(レストラン予約直通、受付時間10:00〜20:00)
- 住所/東京都港区赤坂9-7-1 東京ミッドタウン
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- TEXT :
- 畑菜穂子さん ライター
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- EDIT :
- 小林麻美