ショートパンツの装いはリゾート仕様になってしまい、うまく着こなせないという声を多く耳にします。そこでタウンでも浮かない大人っぽいコーディネート術をマスターしましょう。

■1:ナタリー・オスマンは…オール黒、アクセ使い、深いV開き…すべてが大人っぽさの決め手に

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バッグにはシルバーを投入。全身黒の装いに軽やかさを加味できます。

カンヌ映画祭でスナップされていたインフルエンサー、ナタリー・オスマン。この日のコーディネートは、スキッパータイプのニットとショートパンツを黒でまとめていました。胸元が深めに開いたニットは程よくゆとりがあるサイズで、インしてもリラックス感をアピールできます。合わせたショートパンツはスポーティーさが光って、オール黒でも重たく見えず軽やかです。しかも大人っぽくも見えて、ぜひ見習いたい着こなしといえます。さらに注目したいのは、ネックレスやバングルの重ねづけ。このレイヤードで全身にこなれたムードが漂い、大成功です。

■2:テイラー・スウィフトは…ゆるっとシャツ×ダメージデニムなら旬のリラックス感が漂って

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彼女の定番といえる赤リップ。沈みがちなモノトーンに華やぎをプラス。

世界中で大人気のシンガーソングライター、テイラー・スウィフトは、N.Y.でキャッチされていました。白シャツにブラックデニムのショートパンツのモノトーン配色で颯爽と。裾がダメージ加工されたデニムは子供っぽく見えてしまう可能性がありますが、クリーンな襟付きの白シャツとの合わせなら、そんな心配はありません。シャツもゆったりとしているので、短め丈のパンツでもバランスよくまとまっています。バッグとサンダルは、濃いキャメルで統一。この小物のカラーリングによっても、ショートパンツでもリッチさが際立つ大人のカジュアルが完成しています。

■3:ジャクリーン・ゼルウィスは…女性らしいオフショルダーはヘルシーなアレンジで仕上げると新鮮

足元は白ソックス×黒ローファーでモノトーン配色をメリハリづけにしています。

2024年5月初旬、ドイツ、ベルリンでデジタルクリエイター、ジャクリーン・ゼルウィスが見かけられていたときの着こなしです。ブラウンのオフショルダーのトップスに白いショートパンツを合わせていました。肩の肌見せとデコルテが女性らしいトップスをあえてラフなショートパンツに組み合わせて、センスのいいテイストミックスを。このトップスをスカートにコーディネートしても、単なるエレガントな装いになるだけで古くさく見えておすすめできません。カラーリングもブラウン×白でメリハリが効きつつ、大人っぽく品のいい印象をつくり上げています。足元が軽く見えないようにローファーにソックスをプラスして、ボリュームを出すアレンジに。ソックスをくしゅっとさせているのもこなれて見えて、正解です。


ショートパンツを今っぽくはいていた3人のファッショニスタの着こなしにクローズアップしました。トップスや小物選び、カラー合わせなどスナップをお手本にして、大人のショートパンツスタイルを楽しんでみてはいかがでしょうか?

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EDIT&WRITING :
佐野有紀