加齢とともに、髪が1本1本細くてやわらかくなってくると、根元を立ち上げてもすぐにペタッとなりがち。自分ではプロ並みの仕上がりはできない…なんてあきらめは、禁物です。コツさえつかめば、誰でも「長もちする根元立ち上がりヘア」が実現できます!
【お悩み】すぐにペタッとなるトップの髪をず~っとふんわりさせたい!
ショート代表:三方重美さん(56歳/主婦)のお悩みを解決するには…
■髪型:全体のシルエットが菱形になるようにトップにボリュームをつくる
三方さんのHAIR CHART
- やわらかさ(柔→硬)★
- ボリューム(少→多)★★
- 髪の太さ(細→太) ★★
- うるおい(乾→潤) ★★★
- 白髪の量(多→少) ★★
髪がとてもやわらかいため、ボリュームが出にくい三方さんの髪。「根元の立ち上がりをつくりやすくするために、レイヤーを入れています。ボリュームゾーンを上に持たせるため、襟足部分をタイトにまとめているのもポイント」(air-GINZA店長・長門政和さん)
■スタイリング:ブロッキングしてサイドはカール、トップは立ち上げるようにブロー
長門さんが提案するスタイリングの道具は、クルクルドライヤー(カールドライヤー)1本。「サイドはふんわりさせたいので、内巻きになるようにブローします。トップの髪は根元を立ち上げるようにドライヤーを動かしてください」(長門さん)
■1:頭頂部の髪をピンなどで留め、サイドの髪を内巻きになるようにブロー。終わったら逆サイドも同様に
■2:頭頂部は握りこぶし1個分の毛束をとり、根元から大きな円を描くようにドライヤーを動かす
■3:ワックスを手に取り、手のひら全体になじませる
■4:髪の「内側から中間あたり」を揉み込むようにしてワックスをなじませる
<老け見えをくい止めるポイント3か条>
- スタイリングの前に必ずブロッキングして、頭頂部とサイドに分ける
- ワックスは必ず手のひら上でのばし、水分を飛ばすこと
- ワックスは髪の表面ではなく内側になじませる
「髪がやわらかい方には、ちょっと固めのワックスがお薦めです。三方さんにはビューティエクスペリエンスの『メイクアップワックス4.0』を使っています」(長門さん)
ワックスをそのまま髪につけると水分が多すぎるため、せっかく立ち上げた髪がペタ~ッとなってしまうとか。「手のひら上で擦り合わせるといい具合に水分が飛ぶので、このひと手間を忘れないでください。なじませるのは髪の内側です。根元のふんわり感をキープするように揉み込んでください」(長門さん)
問い合わせ先
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air-GINZA
住所/東京都中央区銀座1-2-4サクセス銀座ファーストビル3F
TEL:03-5524-0202
営業時間:平日・土11:00~21:00 日祝10:00~19:00
定休日:火曜
大人のヘアカタログ
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- 古谷利幸〈F-REXon〉
- WRITING :
- 中島祐美
- DIRECTION :
- 青木 笑