わずか数cm四方の小さな時計の中に宿る、つくり手の情熱と物語は伝統と革新をつないできた時計づくりの軌跡であり「奇跡」そのもの。だからこそ、じっくりと時間をかけて育まれたクリエイションはこんなにも美しく、エモーショナルで、私たちの心を揺さぶるのです。
雑誌『Precious』9月号では、【「新作時計」が生む感動のスペクタクル】と題して、全27ブランド・32本の魅力を総力レビュー! 燦々たるジュエリーウォッチから進化を遂げるラグジュアリースポーツウォッチまで、今年発表された新作から厳選してご紹介しました。
今回はその中から、クチュールの美が薫るディオールの時計『ラ デ ドゥ ディオール アーシ ディオール』の魅力をお伝えします。
【ディオール】クチュールの美が薫る可憐なレースをモノトーンの文字盤に
繊細なレースのデザインに、クリスチャン ディオールが愛するクチュールの想いを重ね合わせた至高のタイムピース。
オニキスを用いたストーン文字盤も、メゾンが得意とする意匠のひとつ。2針のシンプルなダイヤルが、ホワイトゴールドとダイヤモンドのピュアな輝きを際立てて。ベゼルには50石のダイヤモンドをセッティング。
2003年に「ディオール」のファイン ジュエリーのクリエイティブ ディレクター、ヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌが考案し、瞬く間にメゾンのシンボルとなった『ラ デ ドゥ ディオール』コレクション。そして2針のみのシンプルな構成のタイムピースに、メゾンの歴史を象徴するデコレーションを加えたのが最新作『ラ デ ドゥ ディオール アーシ ディオール』です。
新色となるホワイトゴールドを、まるでファブリックのように見立てた斬新なデザイン。伝統のクチュールをテーマとするリボンやドレープなどのさまざまなモチーフ使いのなかから、本作では可憐なレースの世界が選ばれました。
絹糸のように細いゴールドのオープンワークが、圧巻の美しさを演出。花柄の刺繍を施したレースの細工部分には実に74石ものダイヤモンドがセットされ、漆黒のオニキス文字盤との見事なコントラストを描き出しているのです。
※掲載商品の価格は、税込みです。
※文中の表記は、WG=ホワイトゴールド、DIA=ダイヤモンドを表します。
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- PHOTO :
- 池田 敦(CASK)
- STYLIST :
- 関口真実
- EDIT&WRITING :
- 安部 毅、安村 徹(Precious)