残暑に対応する清涼感を確保しながら、秋らしさをほんのり先取り。夏から秋へのブリッジアイテムとして「白シャツ」が重宝します。クラシカルでプレーンなシャツは、あらゆるコーディネートにフィット。おしゃれの振り幅が広がるコーディネートアイディアをご紹介します。

■1:マルタ・ロザーノは…ラフに羽織ったシャツがミニマルな白黒コーデに立体感を授ける

ネックレスとベルトのバックルをゴールドでリンクし、無彩色の装いを華やかに。
ネックレスとベルトのバックルをゴールドでリンクし、無彩色の装いを華やかに。

スキンケアブランド「GLOWFILTER」を手掛けるマルタ・ロザーノを、NYファッションウィークでスナップ。白シャツと重ねる前提で、タンクトップはヘルシーな白のアメリカンスリーブをチョイス。肩周りの素肌が覗いて、白のレイヤードでもリズミカルです。そこにゴールドのネックレスを加え、スタイリッシュに味付け。ほかのアイテムはすべて黒で統一しミニマルシックを体現しながら、レザー小物でリッチ感を倍増させました。

■2:ポーラ・ナタは…水色ストライプパンツ×シルバーパンプスで白の清涼感をアシスト

ネイルカラーをパンツの色とリンクして、完成度の高いおしゃれを堪能。
ネイルカラーをパンツの色とリンクして、完成度の高いおしゃれを堪能。

インフルエンサーのポーラ・ナタをバルセロナでスナップ。白タンクトップと水色ストライプショートパンツという爽やかな組み合わせは、白シャツをさっと羽織ることで肌の露出面積を抑えながら品よく誘導。足元にメタリックシルバーのパンプスを効かせれば、白、水色と共鳴して清涼感が漂います。キレの良い配色をしなやかに見せるべく、バッグはクリームホワイトをセレクトしました。

■3:サラ・バーガーは…小面積のベージュと黒が効くホワイトルックで好印象

袖をブラウジングして立体感を作ると、白を基調とした着こなしものっぺりしません。
袖をブラウジングして立体感をつくると、白を基調とした着こなしものっぺりしません。

ミラノ ファッションウィーク開催中、モデルのサラ・バーガーをキャッチ。ゆとりのあるシルエットが心地よい白シャツに、同色のデニムパンツとローファーを合わせ清潔感のある装いへ。白に馴染むベージュのタンクトップを忍ばせつつ、黒の細ベルトでウエストマークすれば白の上下でも膨張して見えません。白を前面に、ベージュと黒をインに効かせれば、奥行きが生まれて美バランス。

■4:マリア・バルテッコは…端境期こそモノトーンに頼りたい! 素材で残暑に対応する涼感を演出

モノトーンこそキャッチーなアイテムを盛り込んで新鮮に。
モノトーンこそキャッチーなアイテムを盛り込んで新鮮に。

2024年7月下旬、デジタルクリエイターのマリア・バルテッコをベルリンでスナップ。白シャツ×モノトーンの着こなしは、夏から秋への端境期にぴったりです。定番配色がマンネリしないよう、パンツはスカラップレースを選んで表情豊かに。さらに黒のかごバッグ、クリアのグルカサンダルのように、残暑の中で映える涼感小物をトッピングすればパーフェクト。

■5:エヴァ・チェンは…涼しさも、季節の深まりも感じさせるニュアンス配色でしなやかに

コーディネートをさりげなく飾る小ぶりのネックレスが上品さをアップしてくれます。
コーディネートをさりげなく飾る小ぶりのネックレスが上品さをアップしてくれます。

NYファッションウィークにて、Instagramのファッション・パートナーシップ部門統括責任者であるエヴァ・チェンをキャッチ。ハリのある清楚な白シャツは、ややゆとりのある八分丈の袖がエフォートレスなムードに貢献。涼しげで軽やかな印象だけでなく、秋らしさも感じさせるアイボリーのスカートとパンプスを合わせてしなやかに誘導。フラットシューズで適度にリラックスさせるのがこなれ見えの秘訣です。


暑いけれど秋らしさを取り入れたい、そんな時期に活用したい「白シャツ」のコーディネートを5選お届けしました。クラシカルなアイテムを改めて手に取り、清楚で上品な端境期のおしゃれを楽しみましょう。

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この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香