丸みのあるクルーネックジャケットなら、きちんと感はそのままにしなやかさや上品さを倍増させることができます。ご紹介する3人のお洒落賢者が、どんなジャケットを選び、どうコーディネートしていたかを解説します。

■1:パトリシア・ヴィルシュケは…秋らしいシックなモノトーンはクルーネックジャケットで柔らかく

丸首×シルバーボタンのジャケットがしなやかさを高めてくれます。
丸首×シルバーボタンのジャケットがしなやかさを高めてくれます。

パリ ファッションウィークでスナップされた、デジタルクリエイター、美術史家のパトリシア・ヴィルシュケ。まだ夏の名残りを感じる秋のはじまりには、シーズンレスなモノトーンスタイルが重宝します。白カットソーとライトグレーパンツの夏コーディネートに、黒のジャケットと小物を合わせ季節感を更新。シックなモノトーンながら、クルーネックジャケットのおかげで柔らかさを演出することに成功しています。さらにショート丈で、楽々バランスアップを実現。ベルト、バッグ、ローファーの小物はレザー素材で統一し、優美なツヤを宿して。

■2:リサ・エイケンは…辛口な黒レザーパンツと優しげな白クルーネックジャケットを合わせて

バランスよく肌見せすることで、メリハリに繋げて。
バランスよく肌見せすることで、メリハリに繋げて。

2024年9月10日、NYファッションウィークにて『Vogue.com』のエグゼクティブディレクターを務めるリサ・エイケンをキャッチ。定番の白黒コーディネートは、異なるテイストを掛け合わせれば単調にならず、お洒落心を満たすことができます。表情を明るく灯してくれる白のジャケットは、クルーネックを選んで清楚さをアピール。ボタンの下部を外すと、裾に動きが生まれてのっぺりしません。ボトムは、ぴりっと辛口な黒レザーハーフパンツをセレクトし、白ジャケットをかりっと引き締め。トップスとボトムスの色をリピートしたアニマル柄パンプスと、深みのあるボルドーバッグで秋らしくまとめました。

■3:エルザ・ホスクは…上品なクルーネックジャケットを合わせカジュアルを大人らしく味付け

ニュアンス漂う配色で、洒落たオーラを振りまいて。
ニュアンス漂う配色で、洒落たオーラを振りまいて。

LAでキャッチされた、モデルのエルザ・ホスク。くすみグリーンのパンツ、キャップ、バッグがポイントの、秋らしいカラーリングの装いです。キャップとカーゴパンツ、スニーカーを合わせたアクティブカジュアルコーディネートも、ベージュのクルーネックジャケットを合わせればクラスアップが叶い、たちまち都会的な印象に。ゴールド釦やキャメルのレザートリムが気品ある姿を確立してくれます。


今回はこの秋取り入れたい「クルーネックジャケット」の着こなしを3選でご紹介しました。丸首なら柔らかく、優しげな印象を手に入れることができます。秋の深まりを感じる今日このごろ、しなやかで上品な秋コーディネートにまとめ、絵になるスタイルを叶えてみてはいかがでしょうか。

関連記事

この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香