2リットルの重さがちょうどいい!深層までほぐすペットボトル・メソッド
長時間座っていると、骨盤周りの筋肉はガチガチに固まってしまいます。特に骨盤を支える筋肉である腸骨筋が、ギュッと収縮したままに…。これによって骨盤が引っ張られてねじれ、反り腰になって腰痛を引き起こしたり、下半身の冷えにつながるなど、体調不良の引き金になるので、デスクワークが多い人は特にケアが必須です。
けれども、腸骨筋は体の表面からは触れにくい、深いところの筋肉。そのため手でほぐすのはプロでないと難しい…。そこでエイジングデザイナーの村木宏衣さんが考案したのが、2リットルのペットボトルを使った「腸骨筋ほぐし」。ペットボトルの重さによる圧で鼠径部(そけいぶ)をほぐすことで、連動している腸骨筋をゆるめるというオリジナルのメソッドなのです。
2リットルって重くないの?と思うかもしれませんが、村木さんがさまざまなペットボトルや瓶ものを使い試してみたそう。その結果、「この重さがまるでプロの整体師の施術を受けているような、ちょうどいい圧になる」との結論に。慣れてきたらもう少し重いものでも大丈夫ですが、まず初めはこの2リットルでやってみて下さい。
ガチガチに硬くなっている人はちょっと痛いかもしれませんが、すぐにほぐれてお腹周りがポカポカしてくるのでリラックス効果も。セルフケアが面倒という人も、これなら簡単! 寝る前のルーティンに取り入れてみてはいかがでしょうか。
■Step1:腸骨筋の位置を確認
腸骨筋は、深層部にある骨盤周りの筋肉のひとつ。骨盤の内側から股関節にかけて走っています。座り姿勢が続くと収縮して固まってしまいます。
■Step2:2リットルペットボトルのキャップ側を鼠径部に当てる
水が入っている2リットルペットボトルのキャップ側を鼠径部に当てます。
ペットボトルの底の部分に両手を置き、軽く圧をかけるように押します。鼠径部に沿って計6カ所に圧をかけるのですが、1カ所につき30秒×2回ずつ行いましょう。
圧をかけるのは丸印の位置、計6カ所です。
【まとめ|まるでプロの指圧のよう!ペットボトルで骨盤のねじれ改善4か条】
1)長時間座りっぱなしでいると腸骨筋が硬くなり、骨盤がねじれる。
2)骨盤のねじれは腰痛、下半身の冷えなど体調不良につながる。
3)ペットボトルを使って鼠径部に圧をかけると腸骨筋がゆるみ、骨盤のねじれ解消に。
4)ペットボトルを使うとまるでプロ並みのちょうどいい圧でケアできて冷え解消、腸活にも。
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以上、「まるでプロの指圧のよう!ペットボトルで骨盤のねじれ改善」を教えていただきました。
セルフケアは続けることが大事。「誰でも簡単に効果テキメン」のアンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。
次回は10月19日の更新です。お楽しみに!
- PHOTO :
- 松原敬子
- EDIT&WRITING :
- 荒川千佳子