都心からわずか1時間半、神奈川県箱根町・強羅にある「ハイアット リージェンシー 箱根 リゾート&スパ」。温かみのある内装やサービスで、高級感がありながらまるで「我が家」にいるような気分でくつろげるリゾートホテルです。
「ハイアット リージェンシー 箱根 リゾート&スパ」では、秋の味覚を堪能できるメニューや、過ごしやすい気候になってきた今こそ楽しみたいウェルネスプログラムなどを提供しています。
今回はPrecious.jpライターが食やスパ、アクティビティなど、秋のウェルネスステイを体験。旬の味覚がたっぷり楽しめるアフタヌーンティーやディナー、スパIZUMIでのスペシャルプログラム「YON-KA フィト・スリープ・リチュアル」、ホテルからほど近い「ポーラ美術館」など、充実の体験をレポートします。
「ハイアット リージェンシー 箱根リゾート&スパ」で秋のウェルネス体験!
リビングルームで「秋のアフタヌーンティー」を堪能
“箱根の我が家”を象徴するかのようなラウンジ「リビングルーム」。広い窓からはたっぷりと自然光が差し込み、中央の暖炉を囲んで木のぬくもりと安らぎを感じられる癒やしの空間です。緑豊かな中庭を眺めながらコーヒーや紅茶、スイーツやスナックなどが楽しめます。
こちらで現在、提供中の「秋のアフタヌーンティー」(¥5,200、グラスシャンパン付 ¥6,200/税込み・サービス料別)を一部、いただきました。三段スタンドも木製で、ラウンジの雰囲気にぴったり。スコーンがのせられたボードには箱根の寄木細工がワンポイントで施されています。
コース料理のようにスープから始まるアフタヌーンティー。フランスでの料理経験があるペストリーシェフの風戸浩幸氏のひらめきが光る、ユニークな食材の組み合わせが楽しめます。
今回はその中から「カボチャシュークリーム」、「栗と抹茶のマカロン」、「パフェ フォレノワール」、「米粉クラッカー」、「モンブラン」という5種のスイーツをいただきました。
特に印象的だったのは、細いグラスに入った「米粉クラッカー」。和菓子のみたらしにヒントを得た一品で、きな粉とキャラメルソースをディップして食べるという楽しさもあり、香ばしい食感も◎。和洋の味わいが違和感なくマリアージュしたスイーツです。
スコーンにつけるジャムも個性的です。イチジクと木の実のジャムと、とうふとミルクチョコのジャムはいずれも風戸シェフの手作り。毎回変わるジャムは、これまでに一度たりとも同じ種類を出したことがないのだとか。
そのときにしか食べられないジャムに出会うために、アフタヌーンティーをリピートしたくなるほどのおいしさです。
スパIZUMIでの「YON-KA フィト・スリープ・リチュアル」
ナチュロパシー(自然療法)による本格的スパトリートメントを提供しているホテル直営の「スパIZUMI」では、2024年10月3日(木)より新たなプログラム「YON-KA フィト・スリープ・リチュアル」の提供が始まっています。
心身の緊張をときほぐして上質な睡眠へと誘うこちらのボディ&フェイシャルトリートメントを体験しました。
「YON-KA」は、1954年にフランス人植物学者が創設してから50か国以上の一流スパやサロンで愛されてきたスキンケアブランド。フィトセラピー(植物療法)とアロマセラピー(芳⾹療法)のパイオニアとして、自然の恵みを贅沢に取り入れた製品を展開しています。
こちらの製品を使って、植物の香りに包まれながら丁寧な手技で心身をときほぐしていくトリートメントプログラム。温かなフットソークで全身の巡りをよくした後、背中のマッサージへ。首や腰にホットストーンをあてながら、深いリラックス状態に導いていきます。
フェイシャルでは、アベンチュリンクオーツという優しくやわらかなエネルギーを持つ石を用いてトリートメントを行います。
トリートメント後には質のよい睡眠を得られることが期待されるとのことでしたが、筆者は施術中も途中の記憶がなかったので恐らく深い眠りに誘われていたものと思われます。実際にこちらのトリートメントを受けて眠らずに最後まで意識を保つことは難しいそう。そのくらい心身が深いリラックス状態になっているということです。
スパIZUMIには、カップルルームやバスタブ完備のお部屋を含むトリートメントルーム8室のほか、リラクゼーションルーム、ロッカールーム、大涌谷を源泉とした温泉大浴場が備わっています。
トリートメントの前にこちらの温泉で体を十分に温めておくと、巡りがよくなってトリートメントの効果もより高まるのでおすすめだそうですよ。
箱根の山々を望む客室
今回、宿泊したお部屋は箱根の山々を望む「デラックスツイン」。ハイアット リージェンシー 箱根 リゾート&スパではすべてのお部屋にサンテラスまたはバルコニーを備えており、豊かな自然を感じながら滞在できるのが特徴です。
全80室のお部屋は56平方メートル~93平方メートルとゆったりした広さ。こちらのお部屋は73平方メートルで、大きなソファやワークスペースもあり、まさに我が家のようにくつろげます。快適なワーケーション利用も叶いそう。
広々とした洗面台や、独立した洗い場付きの大きめのバスルームもありますよ。
畳リビング付きのスイートルーム「リージェンシースイート ツイン」も見せていただきました。
モダンでありながら日本の伝統美が感じられる88平方メートルの客室には、16平方メートルの広々としたバルコニーが備わっています。畳敷きのリビングルーム(和室)には座卓や座椅子があり、横になってゴロンとしたり足をのばして座ったりと、リラックスしてくつろげる空間。
こちらも、バルコニーから自然豊かな箱根の眺望が楽しめます。
洗面台はダブルシンクで、独立した洗い場とジェットバス付きの広いバスルームもあり、快適に過ごせますよ。長期滞在で暮らすように過ごすのにぴったりのお部屋です。
「ダイニングルーム - ウェスタンキュイジーヌ」でのディナー
ディナーは、開放的なオープンキッチンからシェフが地元の旬の食材を使った洗練された西洋料理を提供する「ダイニングルーム - ウェスタンキュイジーヌ」にて。
まずは、はじまりの一皿として丁寧に裏ごしされた舌触りのいいコーンスープが登場。優しくてほっとする味わいで、大きめのクルトンがよいアクセントに。
続いてはサラダ。湯引きした真鯛をカリフラワーのサラダと爽やかなグリーンソースで仕立てており、ほうれん草とバジルのクーリ(ピューレ状のソース)が添えられています。カラフルで食欲をそそります。
ボルチーニ茸のリゾットは、“辛くない唐辛子”である万願寺唐辛子の食感や、イタリアのチーズであるペコリーノ ロマーノの濃厚なコクが楽しめる一皿。さほど多くない量ですが、満足感がありました。
メインは4種類から選べます。筆者は合鴨ムネ肉のローストをチョイス。秋から脂がのってきて一段とおいしくなる鴨肉をシンプルにローストしてソース、蓮根のコンフィ、茗荷のピクルスを添えた一品です。
柔らかく、噛むほどに旨みが広がる鴨肉は絶品。蓮根の食感やピクルスの酸味で味を変えながら、あっという間に食べ終わってしまいました。
メイン4種類のうち魚料理は、カサゴのポワレ。カリッと香ばしく焼かれた皮とふっくらとした白身を、海鮮の旨みあふれるロブスタービスクソースに絡めていただく一皿です。
最後は、キャラメルムースを洋梨とサフランのソースで彩ったデザート。巨峰とバニラのマーブル状のアイスクリームも添えられ、軽やか、かつさわやかにコースを締めくくります。
食後の紅茶と小菓子も提供され、ほっと一息。コースの余韻に浸る時間も贅沢なものです。
翌朝は近隣のポーラ美術館へ
ホテルから車で約10分ほどのところにある、森の中に溶け込むように建つ「ポーラ美術館」。大自然に囲まれた環境はもとより、印象派から現代アートまで収蔵する豊富なコレクションで人々を魅了し続けています。
ホテルから美術館へ直通のバスはありませんが、箱根登山鉄道強羅駅とポーラ美術館を結ぶ無料送迎バスが1日13便、約30分間隔で運行しています。
今回は、取材陣向けに実施された特別なプログラム「ウェルネス ウォーキング」で、こちらの美術館の周囲に広がる「森の遊歩道」を散策しました。
山に抱かれ、樹々に囲まれた美術館だからこそ生まれた「森の遊歩道」。四季折々で違った表情を見せる森の中には、いくつもの美術作品が点在しています。
全長1kmの遊歩道を歩きながら、深呼吸をしたり、スタッフの解説を聞いたり、美術作品を鑑賞したりと、箱根の自然とアートを近くに感じられるプログラムです。
ゆったり歩いて40分ほどの遊歩道。子どもから大人まで楽しめる平坦な道ですが、森の中を歩くのでスニーカーでの来館がおすすめです。
貴重植物もあり、その植物を見るために来館するという方もいるのだとか。ぜひアートだけでなく、その季節の植物や樹木の様子にも注目して歩いてみてくださいね。
歩き疲れたら、館内のレストランで休息を。
白で統一されたインテリアが印象的な「レストラン アレイ」では、季節の食材を使った欧風料理などを提供しています。ランチコースやティータイムメニューなど、時間帯によってさまざまなお料理が楽しめます。
ドリンクも充実。この季節のおすすめは、10月から提供開始した秋のノンアルコールカクテル「マスカットサワー」です。マスカットのさわやかな味わいが、まだ陽の高い時間は暑さも残る日、運動後の体にはちょうどよい清涼感でした。
こちらのドリンクが付いた「秋のワンプレートランチ」もおすすめです。
2024年12月1日(日)までの期間は、現代のフランス美術を代表するフィリップ・パレーノ氏の代表作などを展示する企画展「フィリップ・パレーノ:この場所、あの空」が開催中。
展示スペースに入ると、まず無数の魚たちが空中を浮遊する不思議な空間が広がっていました。
こちらは、「私の部屋は金魚鉢」というインスタレーション。パレーノ氏が描いた魚たちのバルーンに触れることができる体験型展示です。
ほかにも、パレーノ氏の代表作である映像作品「マリリン」や、部屋の外に設置された大型作品「ヘリオトロープ」などが展示され、現実と仮想世界の境目にいるような、奇妙な感覚に陥ります。
常設展とあわせて、ぜひこちらもご体験くださいね。
体を動かしておいしいものを食べた後は、リラックスして質のよい眠りを得るのが理想的です。この秋は、「ハイアット リージェンシー 箱根 リゾート&スパ」で極上の眠りと癒やしを得られるウェルネス体験をしてみませんか。
問い合わせ先
- ハイアット リージェンシー 箱根リゾート&スパ
- TEL:0460-82-2000(代表)
- 住所/神奈川県箱根町強羅1320
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 小林麻美