ひとくちにブラウンといっても、その色味はさまざま。さらに異なる質感をミックスすれば、ブラウンの着こなしを表情豊かに仕上げることができます。さっそく、お洒落賢者たちの着こなし方法をチェックしてみましょう。

■1:セゴレーネ・ヒポリテは…ビターなブラウンとしなやかシルエットでレディにまとめて

コインネックレスやパンツ、バッグのツヤで立体的に。
コインネックレスやパンツ、バッグのツヤで立体的に。

2024年10月12日、パリでスナップされたインフルエンサーのセゴレーネ・ヒポリテはブラウンのヘッド・トゥ・トウルックを披露しました。ほろ苦いチョコレートのような深みのあるブラウンが、この秋冬の大本命。フィット感のあるタートルニットとフレアパンツの組み合わせで、しなやかな曲線を描いて。レザー素材のパンツなので、スパイスがプラスされオールブラウンの装いがほっこりしてしまう心配もなし。足元にはレオパード柄のスリングバックパンプスを迎え、レディに仕上げました。

■2:レオ・エバーリンは…シナモンブラウンのゆったり上下で軽やかさをまとって

ニュアンス漂うグレージュのバッグを投入し、色の調和を意識。
ニュアンス漂うグレージュのバッグを投入し、色の調和を意識。

2024年10月3日、ベルリンでスナップされた、ジュエリーブランド「LEO MATHILD JEWELRY」「LM STUDIO」を手掛けるレオ・エバーリン。シナモンのような温かみのあるブラウンを活用していました。ウールのシャツジャケットとスラックスは、いずれも付かず離れずなシルエットで軽快かつエフォートレスに。シューズはメインのブラウンよりも濃い色味のポインテッドトゥパンプスを選び、穏やかな引き締め効果をプラス。ゆったりしたセットアップ風ルックなので、抜け感のあるスニーカーに置き換えても素敵です。

■3:ジェラルディン・ブーブリルは…パワーショルダーコートをベルトマークしてモダンに整える

コートの隙間から覗くブラウンサテンスカートのツヤが奥行きに貢献。
コートの隙間から覗くブラウンサテンスカートのツヤが奥行きに貢献。

2024年9月28日、パリ ファッションウィーク開催中のストリートでキャッチされた、家具ブランド「Things From」を手掛けるスタイリスト、ファッションコンサルタントのジェラルディン・ブーブリル。今年のコートを探しているのなら、彼女のような上品でモードな一枚を手に取ってみてはいかがでしょうか。一見難しそうなパワーショルダーのロングコートも、穏やかでまろやかなモカブラウンなら気品が宿ります。ジェラルディンはコートの襟を立て、さらにダークブラウンのロープベルトでウエストマークすることで構築的シルエットをつくりました。先の尖ったパンプスやスクエア型バッグを投入しスタイリッシュにまとめて。


今年のトレンドである「ブラウン」を使った最新スナップをお届けしました。定番で扱いやすく、上品さを叶えてくれるブラウンを基調とすることで、旬をまといましょう。

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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香