「ワインに合うお料理は有名なものがいくつもあるけれど、シャンパンに合うお料理で、自宅でつくれるものって意外と思いつかない」という声にお応えするべく、シャンパンに合うレシピを紹介している本連載。『焼きグレープフルーツ』に引き続き、今回もシャンパン×スイーツのレシピをフードクリエイター、RYO UNOさんに教えてもらいました。
今回ご紹介するのは、大人のシャンパンタイムを愉しむための、いちごのデザート。『いちごとカスタードのカンノーロ』です。シャンパンといちごの相性は抜群。映画『プリティ・ウーマン』にて、リチャード・ギアがジュリア・ロバーツに、シャンパンに合わせていちごを勧めるシーンはあまりにも有名ですね。
いちごを使ったデザートは見た目も鮮やかで、ロゼのシャンパンと合わせればテーブルが華やぎます。クッキーのようなパイのようなカンノーロのサクサクとした食感もまたシャンパンによく合いますよ。
カスタードは少し固めに作ると生地とのバランスがよく、食べ応えがあっておすすめです。
【材料】4個分
①生地
薄力粉 50g
強力粉 50g
グラニュー糖 10g
無塩バター 15g
塩 少々
全卵 1個
白ワイン 大さじ1
マルサラ酒 小さじ2
打ち粉(強力粉) 適宜
揚げ油 適宜
②カスタード
牛乳 180g
バニラビーンズ 2㎝
卵黄 2個
グラニュー糖 55g
薄力粉 20g
無塩バター 10g
いちご 適宜
粉糖 適宜
【つくり方】
(1)〔生地〕ボウルに薄力粉と強力粉をふるい入れ、グラニュー糖、無塩バター、塩も入れて、指でよく潰しながら混ぜ合わせる。
(2)別のボウルで溶き卵(卵3/4個分ほど。残りはとっておく)と白ワイン、マルサラ酒を混ぜ合わせ、1に少しずつ加えて混ぜ合わせる。
(3)生地がまとまってべたつかなくなったら、ラップをして冷蔵庫で一晩寝かせる。
(4)打ち粉をして、生地を厚さ2㎜ほどに伸ばし、8㎝四方の生地4枚に切り分ける。
(5)金属の筒型(コロネ型)に4を巻きつけて、巻き終わりに残っていた溶き卵を塗って固定する。
(6)170度程度に予熱した揚げ油に5を型ごと入れ、程よいきつね色になるまで揚げる。揚げあがったら、熱いうちに火傷に注意しながら型から生地を取り外す。
(7)〔カスタード〕鍋に牛乳と切れ目を入れたバニラビーンズを入れ、沸騰直前まで温めたら、鍋を火から下ろす。バニラビーンズは刮いで、さやは取っておく。
(8)ボウルに卵黄とグラニュー糖を入れて泡立て器で混ぜ合わせ、薄力粉をふるい入れてさらによく混ぜ合わせる。
(9)8に温かいままの7を少しずつ加えながらよく混ぜ合わせ、半分ほど入れたらすべて鍋に戻し入れてよく混ぜる。
(10)9を中火〜強火にかけて焦げないように手早く木べらでかき混ぜる。なめらかになるまで焦らずかき混ぜ続け、程よい固さとなったら火から下ろし、バターを加えてよく混ぜ合わせ、バットに入れて冷蔵庫で冷却する。
(11)〔盛り付け〕生地の両側から、刻んだいちごとともにカスタードを絞り袋を使って入れて粉糖をかける。湯煎したチョコレートを引き、ローストしたナッツ類を添えれば完成です。
- TEXT :
- RYO UNOさん フードクリエイター
Instagram へのリンク
- クレジット :
- 構成/渋谷香菜子(LIVErary.tokyo)