「鶏眼(けいがん)」ってなんのこと?できてほしくないものです!
明日、11月21日は『フライドチキンの日』です。日付は1970(昭和45)年のこの日、フライドチキンを日本中に普及させたチェーン店『ケンタッキーフライドチキン』の日本第1号店がオープンしたことにちなんでいます。当時の日本では「フライドチキン」という言葉も食べ方もなじみがなかったようですが、50年余が経過した現在では、すっかり定番のメニューになりましたね。ということで、本日は「揚」「鶏」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「揚揚」ってなんと読む?
「揚揚」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:意味は「誇らしげなさま。得意なさま」です。
<使用例>
「彼女なら、揚揚と鼻歌を歌いながら出て行ったわよ」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 揚揚(ようよう) です。
「意気揚揚(いきようよう)…得意げで威勢のよいさま」という四字熟語にも使われる表現です。イメージの似た四字熟語に「今後の人生が大きく開けていて、希望に満ちあふれているさま」を意味する「前途洋洋(ぜんとようよう)」がございますが、こちらは「将来までの道のりが、水が溢れるように一面に満ちている」という解釈で「洋洋」の字を使います。混同なさらないようにお気をつけください。
さて、2問目にまいりましょう。
【問題2】「鶏眼」ってなんのこと?
「鶏眼(けいがん)」の意味として正しいものを、以下の選択肢のなかから選んでください。
1:うおのめ
2:そばかす
3:水ぶくれ
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 1:うおのめ です。
体の骨ばった部分に生じやすい症状ですが、これを「うおのめ」「鶏眼(けいがん)」と見立てた先人たちの感覚、なんともユニークですね。ちなみに「うおのめ」は俗称で、皮膚科医療の場などフォーマルには「鶏眼(けいがん)」が使われています。
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本日は、11月21日『フライドチキンの日』にちなんで、「揚」「鶏」という字の入った日本語から、
・揚揚(ようよう)
の読み方、
・鶏眼(けいがん)=うおのめ
という豆知識などをおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/日本記念日協会ホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱