「コンサバすぎて老けて見えてしまう…」と敬遠しがちなアンサンブルニットですが、仕上げるテイストやボトム合わせによって若々しくシフトできます。ご紹介するファッショニスタたちのコーディネートを参考にしてください。
■１：ジータ・ドートヴィルは…洗練キャメルなら上品なトラッドに仕上げるのが正解
ファッションウィークが開催中のパリでキャッチされていたソーシャライト兼インフルエンサーのジータ・ドートヴィル。キャメルのアンサンブルニットとピンストライプのパンツをコーディネートしていました。一見メンズライクな着こなしですが、トップスが柔らかな風合いを放つニットアンサンブルなので、堅苦しく見えずフェミニンさを演出できます。キャメルのもつ品のいいリッチ感によって、上質なニットがよりいっそうスマートに。やや大きめのサイズを選んでいることも、今っぽい印象を生み出しています。上品なトラッド感をベースに、リラックスムードも漂う理想の着こなしです。
■２：ジジ・ハディッドは…きれい色で辛口デニムの装いを女性らしくアップデート
モデルのジジ・ハディッドがN.Y.でスナップされていたプライベートショットです。コーラルオレンジのアンサンブルニットにブラックデニムを合わせていました。甘めのカラーをアンサンブルにするとやぼったいイメージに。でも彼女は辛口のウォッシュがかかったブラックデニムと組み合わせていて、切れのいいカジュアルに仕上がっています。ベルトでマークしたウエストにニットをインして、すっきり見えに。デニムの丈が短めで、ソックスをちらっとのぞかせたテクニックもこなれたムードを生み出しています。コンサバでなくカジュアルなアレンジを駆使して、今っぽく着こなしてみてください。
■３：ペトラ・ディーナーズは…ロングカーデとのセットでおしゃれの完成度を高めて
ファッションブロガーのペトラ・ディーナーズは、デュッセルドルフで見かけられていました。この日はケーブル編みのタートルニットにお揃いのロングカーディガンを羽織り、愛用中のグレーデニムを合わせて。ざっくりとした編地に温もり感が漂って、旬のリラックスした雰囲気をつくり出しています。ボトムがウォッシュのかかったデニムなので、軽快さが際立つカジュアルが完成。ロング丈を重ねていても肩かけしているため軽やかで、オリーブグリーンとグレーにボルドーを差したカラーリングもおしゃれ上級者を感じさせています。短め丈のデニムをワーク系のサイドゴアブーツでつないでいるところも見習いたいテクニックです。
今回はアンサンブルニットを愛用していた3人のファッショニスタにスポットを当てました。単なるコンサバでなくアクティブさが感じられる新鮮さ十分なスタイリングが実現できます。使い勝手がよくきちんと感もキープできるので、カジュアルさを加えて今っぽく着こなしてみてはいかがでしょうか。
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- TEXT ：
- Precious.jp編集部
- PHOTO ：
- Getty Images
- EDIT&WRITING ：
- 佐野有紀
