表紙キャラクター大政 絢さんの連載【日本に出逢う、12か月の季節心得「絢ごよみ」~睦月~】新しい年に向けた抱負を書き初めで表現する
雑誌『Precious』の連載【日本に出逢う、12か月の季節心得「絢ごよみ」】では、『Precious』表紙キャラクターの大政 絢さんが日本独自の季節感を学ぶべく、「日本雅藝倶楽部」主宰の川邊りえこさんのご指南のもと、繊細な美意識に触れていきます。
今回は、本連載で毛筆での署名書きやお礼状作成を実践してきた大政さんが、個性を生かした書き初めに挑戦します。
「上手に書こうと意識するのではなく、ためらわず、呼吸と共に筆を進めることが存在感のある書につながります」川邊りえこさん
新年の願いを込めた『福禄長久』がリズミカルに映える。仕上げに、これまでの連載で学んだ署名と落款を。個性が光る作品が完成(上写真)。
大政さん:「筆をとり、書に向き合うと、内に秘めた感情が自然と湧き上がり、自分を見つめ直す貴重な時間になります。署名デザインやお礼状作成を実践していくなかで、筆で文字を書くことにより、心の込もった表現ができることも学びでした。川邊先生が手掛けていらっしゃるようなクリエイティビティが光る書に憧れがあり、ダイナミックな作品にも取り組んでみたいです」
川邊さん:「新年の始まりにふさわしい、書初めに挑戦してみましょう。絢さんは名前も美しく書けるようになり、ご自身で制作した落款もあるので、作品を完成させることができます。まずは、名言佳句を紹介する辞典などを参考にしながら、新年に思いを馳せて主役となる文字を決めましょう」
「福を招き入れるために行動していきたい…。そんな願いを筆に込めて、余白が美しく見えるよう、間の取り方にも気を配りました」大政 絢さん
大政さん:「文字の選定に迷いましたが、“幸せが長く続くこと” という意味をもつ『福禄長久(ふくろくちょうきゅう)』に決定。2025年の決意を筆に込めて、書初め用紙に一回勝負で文字を書く…、ほかでは経験できない緊張感のあるひとときでした」
川邊さん:「書にはその人自身の個性が表れます。絢さんの作品は、ためらいがなく、まさに呼吸と一体となって書かれているため、遠目からも存在感を放つ仕上がりになっています」
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
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- PHOTO :
- 長谷川潤
- STYLIST :
- 古田千晶
- HAIR MAKE :
- 川原文洋(UM)
- MODEL :
- 大政 絢(Precious専属)
- EDIT&WRITING :
- 川口夏希、遠藤智子(Precious)
- 撮影協力 :
- 日本雅藝倶楽部