『Precious』本誌をはじめ、テレビや広告など幅広く活躍する人気スタイリストの犬走比佐乃さんに、大人の女性に必要なファッションについて教えていただく連載。
今回のテーマは、冬の定番アイテムであるニットのメンテナンスに欠かせない毛玉対策です。これまでさまざまな毛玉取り機を使ってきた犬走さんがたどり着いた現時点のベストツールとは!? ファッションプロの審美眼にかなった愛用の毛玉取り機の特徴を紹介していただきましょう！
クリーニングに出すより、自分でお手入れするほうが綺麗になる!?
ニットやジャケットなど、愛用していくうちにいつの間にかできてしまう毛玉。今や毛玉取り機は冬のおしゃれを抜かりなく整えるための必需品であり、さまざまな種類の製品が登場しています。しかし、なかには生地にダメージを与えてしまったり、使い勝手がよくないものも。
「そもそも毛玉とは、着用や保管する際に生地がすれて摩擦が生じ、絡みついてできてしまう繊維の塊。どんなに上質で気に入っているアイテムでも毛玉だらけだったら台無しですよね。だから私もこれまでいろいろな毛玉取り機を使ってきました」（犬走さん）
そうしてたどり着いたのが、「Enteenly」というメーカーのもの。
「3年くらい前にドラマ撮影で一緒になった衣装担当さんのおすすめに従いネットで見つけたもので、とても使いやすくて気に入っています。何より吸引力があって毛玉がすいすい取れていくのは気持ちいいですし（笑）、生地本来の風合いを残しながら毛玉だけを取り去ることができて、傷みにくいような気も。
私はもともとドライクリーニングにはあまり出さずにブラシでメンテナンスすることが多いのですが、毛玉ができた場合はこれが頼り。すっきり取れて綺麗に蘇りますし、クリーニングに出すよりもダメージを軽減できます」（犬走さん）
毛玉が目立ち始めたらすぐにケアするのが、おしゃれの心意気！
気になるのはお手入れのタイミングですが、犬走さんは至ってシンプルに、「毛玉が気になったら」。
「当然のことではありますが、気に入ってよく着ているアイテムほど毛玉はできてしまいますよね。少し面倒でも、そこはおしゃれの心意気！ それにこれはコードなしでも使える充電式で本当に使い勝手がいいから、お手入れするのが苦になりません」（犬走さん）
犬走さんが愛用しているものは、吸い込み口の穴の大小2種類をアタッチメントで簡単に取り替えることができ、生地の厚さや風合いによってチェンジ。
「本体にファンがついているのが大きなポイントだと思います。シンプルなデザインもいいですし、持ちやすい長さのハンドルあって程よい重みがあるところや、小さすぎないから広い範囲を素早くケアできる点も、実際に使ってみてよかったと思うポイントです」（犬走さん）
なお、残念ながら犬走さんが使用しているモデルは現在は販売されていませんが、別のメーカーで似たスペックのものはあるので、ぜひ「吸引力」をチェックして探してみてください！
今回は冬のおしゃれのお手入れの必需品、毛玉取り機をテーマに、犬走さんの愛用品とコツをお届けしました。いつもより時間に余裕ができるホリデーシーズン。お気に入りのニットアイテムをメンテナンスして、新年のおしゃれをスタートしてみませんか？
※私物に関するブランドへのお問い合わせはご遠慮ください。
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- TEXT ：
- Precious.jp編集部
- PHOTO ：
- 田中麻衣（小学館）
- WRITING ：
- 岡村佳代
- EDIT ：
- 谷 花生（Precious.jp）
