『Precious』ウォッチアワード 2024【時計を愛して止まない「審査員の素顔」】
毎年恒例の新作ラグジュアリーウォッチの祭典『Precious』ウォッチアワード 2024の審査員の方々に、時計に夢中になったきっかけや理由、付き合い方など、ラグジュアリーウォッチとの素敵な関係を徹底取材。
今回は、スタイリストの犬走比佐乃さんに、ラグジュアリーウォッチとの素敵な関係についてお話しをうかがいました。
スタイリスト・犬走比佐乃さんに徹底取材!【ラグジュアリーウォッチとの素敵な関係】
1.腕時計の最初の記憶は?
父は会社員だったため、必ず毎日腕時計をつけて出勤していました。愛用していたのは、大切に着ているYシャツやスーツの袖口を傷めない薄型の「クレドール」(上写真1)。幼心に “腕時計とは大人の嗜み” と思い、憧れました。それは私が受け継ぎ、「和光」の時計売り場でストラップを替えて愛用しています。
2.自分で最初に購入した時計は?
20代の頃購入した“カルティエ” の『サントス オクタゴン』(上写真2)です。現在はディスコンになっている八角形のケースですが、歳月を経てもモダンであり続けるのはさすがですね。それからしばらく経って “ロレックス”(上写真3)を買って、文字盤を当初のゴールドからブラックに替えたりして楽しんでいます。
3.現在、最も愛用している時計は?
“カルティエ” の『ベニュワール』です。最初にアリゲーターストラップのモデルを購入して、あまりにも気に入ったので、程なくしてゴールドブレスレットのモデルも買い足しました。実は2本ともまったく同じ大きさのイエローゴールドケース。周りからは “犬走さんらしい” と言われます(笑)。
4.時計を「すごろく」にたとえるなら、「上がり」の一本は?
“パテック フィリップ” の『カラトラバ』。実はすでに60歳になった年に、たまたま出合ったアンティークを “これが最後” と決めて購入しました。これはおそらく1980〜90年代のモデルで、ムーブメントはクオーツなんです。
『カラトラバ』でクオーツというのは珍しいし、私はムーブメントにはさほどこだわらないので迷いはありませんでした。シンプルを極めたデザインのなかに、静かに、でも強く、エレガンスが漂う究極の名品だと実感しています。
※掲載したアイテムはすべて私物です。店舗へのお問い合わせはご遠慮ください。
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- PHOTO :
- 池田 敦(CASK)
- EDIT&WRITING :
- 岡村佳代、安村 徹(Precious)