創造豊かな世界観が開花した新コレクション“UNTAMED NATURE”
「ブシュロン」より、待望のハイジュエリーコレクションの新作が発表されました。今回の新作コレクションでは、“UNTAMED NATURE(手つかずの自然)”がテーマに。「自然主義的で手つかずの、ありのままの自然」という独自のビジョンは、メゾンに継承されるエッセンシャルなファクターのひとつです。
当時のジュエラーたちが高貴な花々や威厳ある動物を好んで題材にしていた一方で、フレデリック・ブシュロンは、クローバーやデイジーといった素朴な草花や、蝶やコガネムシなどの小さな生きものをモチーフに。これまでのアーカイブコレクションにも、自然主義への真摯な姿勢が反映されています。
クリエイティブディレクターのクレール・ショワンヌは、それらのユニークな自然観へのオマージュを捧げ、アーカイブ作品たちを独自の感性で解釈。彼女ならではの大胆かつ研ぎ澄まされた感性により、コレクションの世界観を新境地へと導きました。
なかでも、バラの木をモチーフにした「ROSIER(ロジエ)」のネックレスは、本コレクションのマスターピースともいうべき代表的な作品。ペアシェイプ ダイヤモンドをふんだんにあしらった、本コレクションにおける最高額作品でもあります。
「ロジエ」シリーズでは、花を咲かせるバラではなく、葉や茎、芽吹きはじめたつぼみが描かれているところが特徴的。葉の造形が一枚一枚、職人たちの手作業で再現されるなど、随所に圧巻の職人技が光ります。
部分的に葉が重なるようにデザインされるなど、自然の中での姿がありのまま表現された躍動感のあるフォルムも、なんとも優美!
そのほか、アザミやシクラメン、ニンジンソウや月桂樹などがモチーフとなったイヤリングやブローチ、リングなども披露されました。いずれも草花たちの躍動感や生命力が見事に表現されており、身につけたときにより美しさが際立つしなやかな立体感に魅了されます。
マルハナバチやカブトムシ、テントウムシなどの愛らしい生きものたちの作品も多数。翅(はね)のパーツには、ロッククリスタルとマザーオブパールを用い、角度によってわずかに虹色に変化するに透明な光沢を再現するなど、いまにも飛び立ちそうな生き生きとした様が表されたクリエイションに感嘆です。
ハイジュエリーならではの華麗な美しさはもちろんのこと、チャーミングな遊び心を刺激するユニークな作品たちは、眺めているだけでもワクワクするはず。
以上、ブシュロンより発表された最新のハイジュエリーコレクションについてお届けしました。既存の美意識や価値観にとらわれない、自由でラディカルなクリエイションで私たちを魅了するブシュロンのハイジュエリーコレクション。ときめきを呼び起こす創造性豊かな世界観を、ぜひお楽しみください。
※掲載商品の価格は、税込みです。
問い合わせ先
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 池尾園子