黒のスタイリッシュさを高めたり、カジュアルな着こなしをクラスアップしたり、上品さを倍増させたり… ご紹介するセレブたちは、配色によって印象チェンジに繋げていました。

■1:キャメロン・ディアスは…黒と相性のよいグレーを重ねて大人らしいミニマルシックを体現

光沢感のある黒小物を迎えると、無彩色でものっぺりしません。
光沢感のある黒小物を迎えると、無彩色でものっぺりしません。

2025年1月17日、およそ10年ぶりとなる復帰作『バック・イン・アクション』のプロモーションのために、ロンドンを訪れたキャメロン・ディアス。2018年にプライベートの充実のために実質的な引退を宣言した彼女は、52歳になりスクリーンにカムバックしました。

この日はタートルニットとワイドパンツのミニマルなブラックを軸にして、シンプルが功を成すマチュアなムードを確保。そこに黒と相性がよいグレーのジャケットを重ね、スタイリッシュさを演出。ジャケットの袖をブラウジングしたことで、動きが生まれ絵になっています。デザインの異なるリングやブレスレットの重ね付け、真っ赤なネイルカラーが映えているのは、黒とグレーという無彩色の着こなしにしているから。

■2:ケイティ・ホームズは…たっぷりとボリュームのある黒コートから爽やかカラーを覗かせて

ゴージャスなコートも、抜け感のあるボトムコーデなら気張らない表情に。
ゴージャスなコートも、抜け感のあるボトムコーデなら気張らない表情に。

2025年1月10日、NYの街中でキャッチされたケイティ・ホームズ。ここ最近愛用しているボリューミィな黒シアリングコートを主役にして、寒い冬のNYでもぬくぬくと。ツヤのあるトートバッグ、グレーのニットプルオーバーと帽子を合わせ、シンプルなモノトーンに立体感を授けました。重厚感のあるコートにキレの良さをプラスするために、ライトブルーのデニムパンツと白スニーカーを組み合わせて。クリーンでカジュアルなアイテムで程よくドレスダウンし、こなれた着こなしを完成させました。

■3:シドニー・スウィーニーは…エレガントな着こなしは黒×ダークブラウンでぴりっと辛口に

ダークカラーの装いに映える、健康的なカラーのルージュとチークが好アクセント。
ダークカラーの装いに映える、健康的なカラーのルージュとチークが好アクセント。

2025年1月18日、NYのグリニッチ・ヴィレッジでキャッチされたシドニー・スウィーニー。消しプリーツがエレガントな黒ワンピースは、腰よりも下の位置で素材が切り替えられていることにより重心が下に配置され、モダンな印象が盛り上がっています。同じカラーのロンググローブとバッグは、ツヤのあるレザーを選んでエレガンスを上乗せしながらぴりっとスパイシーに。ビターなブラウンのファーストールとブーツを迎え、奥行きのあるダークカラーコーディネートを完成させました。


セレブたちの「黒」を使った最新スナップをお届けしました。どんな色、アイテムにもマッチする黒は、組み合わせによってがらっと表情が変わるので、アレンジしがいがあります。定番カラーの着こなしをアップデートするために、ぜひ3人のコーディネートを参考にしてみてはいかがでしょうか。

関連記事

この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香