【目次】

【「国際親善デー」とは?「いつ」「なぜ」「由来」「意味」を簡潔に解説】

「いつ」?

「国際親善デー」は5月18日です。

「なぜ」18日?「由来」

1899年の5月18日、ロシア皇帝ニコライ二世の提唱により、オランダのハーグで日本を含む26カ国が参加して、第1回万国平和会議(ハーグ平和会議)が開かれました。この日にちなみ、5月18日は「国際親善デー」とされています。

「意味」

第1回万国平和会議(ハーグ平和会議)では、軍備縮小や国際紛争の平和的解決を目的とした「国際紛争平和的処理条約」などが議論されました。そのため、5月18日は国際平和への一歩として重要な日とされています。

「誰が」決めた?

「国際親善デー」は国際連合などが公式に管理している記念日ではありませんが、平和を願う人々の手で受け継がれている記念日です。


【「国際親善」とは?言葉の意味と現代における役割】

■そもそも「国際親善」って?

「国際親善」とは、ひと言でいえば「外国の人と仲よくし、交際を深めること」。「親善」の「親」が「親しむこと」を意味するのはすぐにピン!とくると思いますが、実は「善」という文字にも、「仲がよい」「親しくする」という意味があるのです。「国際親善」とは、国家という枠組みを超えて、人々が互いに信頼を寄せ、良好な関係を築くプロセスそのものを指します。

■「政治」や「外交」との違い

大切なポイントは、「国際親善」は「政治的な駆け引きや利害関係」とは一線を画すものであるということです。政治や外交は、 主に国の利益を守るための交渉や条約などであり、ときに緊張感を伴います。これに対して「国際親善」は文化やスポーツ、芸術、あるいは一般の人々の交流を通じて「良好な信頼関係」を築くことです。日本独自の例としては、皇室による国際親善が挙げられます。こうした交流は、政治とは異なる次元で、人と人との信頼関係を築く役割を担っていると言えるでしょう。


【「国際交流」の意義とは?身近なつながりの広がり】

「国際親善」が「互いに信頼し合う良好な関係」を示す言葉であるのに対して、それを実現するための具体的なアクションが「国際交流」だと言えます。

■「国際交流」の意義

自分とは違う文化や考え方に触れることは、自分の常識をアップデートするチャンスです。違いを「正解・不正解」で判断するのではなく、「そんな考え方もあるんだ!」と楽しんでみてはいかがでしょう。たとえば、何かひとつのニュースを見るのでも、「別の国の人ならどう感じるだろう?」と想像してみるのもいいですね。このような視点の切り替えができるようになると、日常生活の人間関係や仕事におけるコミュニケーションも、スムーズになるのではないでしょうか。

■身近なつながりから広がる「親善」

国際交流は、海外に出かけずとも、身近なところから「つながり」を広げる方法があるんです!

食卓から広げる
これは私たちの得意分野ですね! 外国の料理をつくり(食べるだけでも)、その背景にある文化やスパイスの歴史に興味を持つのも、立派な「国際交流」です。

アートや作品から広げる
 
海外の映画や文学を楽しみ、言葉の壁を越えて作者の感性に触れてみましょう。

街中で広げる
買い物や交通手段で困っている外国の方がいたら、「May I help you?(何かお手伝いしましょうか?)」と声をかけてみては。完璧な英語でなくとも、相手には「日本人はあなたを歓迎していますよ」という気持ちが伝わるはず。相手の心に日本への好印象を残すこと、これも立派な「国際親善」です。

ひとりひとりの小さなアクションの積み重ねが、国と国との大きな「親善」を支える、土台となっていくのです。

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「国際親善」とは、政治の力で国を動かすことではなく、私たちの「理解し合おうとする気持ち」で世界をつなげていくことです。5月18日の「国際親善デー」は、そんな小さな平和の種まきを意識する日。他人事と考えず、自分の身近な、ささやかな交流から、最初の一歩を踏み出してみてはいかがですか。

この記事の執筆者
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参考資料: 『日本国語大辞典』(小学館) /世界史の窓「ハーグ万国平和会議/ハーグ国際平和会議」(https://www.y-history.net/appendix/wh1401-145.html) /宮内庁「国際親善」(https://www.kunaicho.go.jp/learn/gokomu-shinzen/index.html) /理想教育財団(https://www.riso-ef.or.jp/index.html) :