年齢とともに気になりやすい首元。無理に隠すのではなく、さりげなく美しく整えたい…。そんな大人の悩みにヒントをくれるのが、イギリス・アン王女の着こなしです。スカーフを品よく添えたり、首元に沿うマンダリンカラーを選んだりと、端正で実用的なスタイルが特徴。今回は、首元を自然にカバーしながら品格を高める、アン王女のスタイルを紐解いていきましょう。

■1:赤リップでスカーフとリンク。視線を引き上げる首元カバー術

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赤のリップでスカーフとカラーをリンク。
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2026年4月21日、母親であるエリザベス女王の生誕100周年を記念し、ロンドンのリージェンツ・パークにあるエリザベス2世庭園を見学。この日はオレンジのコートに赤系のスカーフを合わせた装いです。コートの襟元に巻いた鮮やかなスカーフが目を引き、気になる首元から視線をさりげなく離して、ふんわりとフォローしています。

ジュエリーは、パールのドロップイヤリングと花のブローチでコートにアクセントをプラス。エメラルド、サファイア、ルビーがあしらわれた繊細なゴールドの花のブローチは、王女のジュエリーコレクションに60年以上前からあるものだとか。黒のレザーグローブとお揃いのブーツで、コーディネートをキリッと引き締めています。

■2:旬のマンダリンカラーで、首元を端正にカバー

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リボンのついたパンプスでフェミニンに仕上げて。

2026年3月9日、ロンドンのウェストミンスター寺院で行われたコモンウェルス・デーの礼拝に出席。グリーンのコートとスカートを合わせた装いです。シンプルなスタイルに、左肩のすぐ下に大ぶりのローズゴールド×ダイヤモンドのフラワーブローチを添え、華やかさをプラス。こちらは1973年、マーク・フィリップス大尉との婚約写真でも身に付けていたものです(1989年に別居し、3年後に離婚)。襟元のデザインが特徴的なコートにも注目。今季はスタンドカラーなど、首元を覆うディテールが新鮮に映る流れにあり、王女のマンダリンカラーの着こなしもまさに今の気分と重なります。タイムレスなシルエットと旬のディテールが、絶妙に融合しています。

■3:スカーフで配色をなじませ、首元に柔らかなニュアンスを

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レースアップのディテールがクラシカルなパンプスを合わせて。
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イングランド・ポーツマスで行われた海軍児童チャリティの創立200周年記念式典に出席。ネイビーブルーのワンピースにミントカラーのロングジャケットを羽織ったスタイルは、一見すると濃淡のコントラストが強い印象ですが、同系色のスカーフを巻くことで、両者を自然になじませています。スカーフはタイトに、ラペルより高めの位置で結ばれていますが、軽やかなカラーのため柔らかな印象に。首元も程よくカバーしています。


イギリス・アン王女の実用的なスカーフスタイルをご覧いただきました。スカーフの巻き方や色合わせ次第で、首元を自然にカバーしながら装い全体のバランスも整えられます。品よく仕上げるテクニック、ぜひ参考にしてみてください。

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PHOTO :
Getty Images
WRITING :
神田朝子