今回ピックアップしたのは、柔和なパステルグリーン、シックにきまるモスグリーン、生き生きとフレッシュなライムグリーンの3色です。多彩なグリーンを頼りに、コーディネートに春らしさを呼び込んで。

■1:トロヤーン・ベリサリオは…パステルグリーンが差し色! 春先のニュアンスカラーコーデ術

共布ベルトでウエストマークすれば、くびれが強調されニュアンスカラーコーディネートもぼんやりしません。
共布ベルトでウエストマークすれば、くびれが強調されニュアンスカラーコーディネートもぼんやりしません。

2025年2月20日、ニュース番組『トゥデイ』のスタジオに到着した俳優のトロヤーン・ベリサリオ。朝晩に寒さが残る日には、程よく厚手のコートを活用するのが安心です。

春らしい軽やかさを演出するなら、優しげなベージュを選びつつ、それとは色味を変えたポインテッドトゥパンプス、白のスラックスを掛け合わせてしなやかに。起毛感のあるコートやとろみパンツが優雅さを高めてくれます。これだけだとまだ冬のイメージが強いので、トップスとバッグは柔らかなパステルグリーンをセレクト。仕上げに真っ赤なルージュを差して、ニュアンスカラーコーディネートを引き締めました。

■2:リサ・ハンブエックは…春らしい透明感コーデをモスグリーンで穏やかに引き締め

ワイドレッグなデニムパンツが抜け感をプラスしてくれるので、こなれ感たっぷり。
ワイドレッグなデニムパンツが抜け感をプラスしてくれるので、こなれ感たっぷり。

2025年1月28日、パリ ファッションウィーク開催中のストリートでスナップされたデジタルクリエイターのリサ・ハンブエック。ごく淡いアイスブルーのワイドデニムパンツと、繊細なチェック柄のパステルカラーツイードジャケットを組み合わせ、ぱっと華やかなオーラを放っていました。

ジャケットのインに混じりけのない白シャツを忍ばせ、透明感をアシスト。ここに黒のバッグを加えるとコントラストが付きすぎてしまうので、上品さを備えたモスグリーンのバッグを選んで優雅さをキープ。そのバッグにメタリックシルバーのミニバッグを重ね付けし、切れ味よくまとめました。

■3:キャロライン・ダウアは…チアフルなライムグリーンのミニスカートでフレッシュに!

カジュアル、フェミニン、トラッドをミックスして表情豊かに。モノトーンを軸にすればテイストミックスもうまくまとまります。
カジュアル、フェミニン、トラッドをミックスして表情豊かに。モノトーンを軸にすればテイストミックスもうまくまとまります。

2025年1月19日、インフルエンサーのキャロライン・ダウアをミラノ ファッションウィーク開催中のストリートでキャッチ。クリスタルのフラワーモチーフが装飾されたライムグリーンのミニスカートをアクセントにして、春らしいフレッシュな面持ちへ。潔い脚出しスタイルも、ヒップを覆う丈感のジャケットとなら安心です。スカート以外を黒、白、グレーのモノトーンで構成すれば、チアフルなライムグリーンが一層引き立って。カットソーのプリントが効いて、大人のプレイフルな着こなしが完成しました。


徐々に春らしさを感じさせたい、そんなときにぴったりな「差し色グリーン」テクニックをご紹介しました。落ち着いたペールトーンやフェミニンなパステルトーン、発色の良いブライトトーンなど、あらゆる色味のなかからお気に入りのグリーンを見つけ、季節感を更新してみてはいかがでしょうか。

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この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香