石川県の里山オーベルジュ「オーフ」にて、若手実力派シェフが手がける唯一無二の美食に舌鼓を

2022年7月、石川県・小松市の観音下町(かながそまち)にオープンした「Auberge "eaufeu"(オーベルジュ オーフ)」。美しい里山の原風景の中に佇む、宿泊施設を備えたレストランです。
小松空港から車で30分という近さながら、日本海と霊峰白山に囲まれた豊かな自然と「石の文化」が息づくこの地に、廃校となった小学校を改装して誕生した「オーベルジュ オーフ」。その名の由来は、「水(eau)」と「feu(火)」を意味するフランス語から。すべての素材の原点であり、地域のシンボルでもある水に、エネルギーを生み出す新たな火を灯す、という思いが込められています。
ダイニングや客室は、かつての小学校の面影をとどめつつも、モダンで開放的な空間に。「オーベルジュ オーフ」のために手がけられた120点もの現代アートに彩られ、滞在しながら自由に芸術鑑賞を楽しむことができます。

シェフとして腕を振るうのは、1992年生まれの若き料理人・糸井章太氏。国内外の名店で研鑽を積み、日本最大級の料理コンペティションにて史上最年少の若さでグランプリを受賞したほか、フランスの本格レストランガイドブック「ゴ・エ・ミヨ」にて「期待の若手シェフ賞」を受賞するなど多数のアワードを獲得し、注目を集めています。
新天地として選んだ観音下町に移り住み、この地のテロワールと向き合いながら、料理を通じてこの地の魅力を発信し続ける糸井氏。澄み切った名水と豊穣な大地に育まれた四季折々の旬の食材を生かし、自由な思考と感性で表現したひと皿からは、料理への情熱と確かな技術が感じられます。
東京・外苑前「ジュリア」とのコラボレーションで贈る独創的なコース

2025年2月、「オーベルジュ オーフ」にて、東京・外苑前のイノベーティブレストラン「JULIA(ジュリア)」とのコラボレーションイベントが開催。両レストランの自由な感覚が響き合う、特別なコースが提供されました。

「ジュリア」は、NYのミシュラン一つ星レストランで修行したシェフのnao氏と、パートナーであるオーナーソムリエの本橋健一郎氏が営むレストラン。2017年のオープン以来、果実や野菜を中心とした遊び心あふれるメニューと日本ワインのペアリングで、多くの人々を魅了してきました。「ミシュランガイド東京」「ゴ・エ・ミヨ」にそれぞれ2年連続で掲載されるなど、高い評価を得ています。





若手実力派シェフとして注目を集める「オーベルジュ オーフ」の糸井氏と、国産の食材とワインに特化したユニークなスタイルが魅力の「ジュリア」の二人が贈る、地元の山海の恵みを生かした極上のペアリングコース。イベントは一日限りでしたが、今後のコラボレーションにも期待大です。
当日のコラボレーションは以下の通り。創意工夫にあふれたメニューに、アルコールはもちろん、ノンアルコールも新たな食材との出会いを感じさせるラインナップとなりました。
■粕汁 蕗のとう ■米麹 猪 紅はるか 黒文字 甘エビ 苺トマト うに 酒粕
・アルコール:焼酎トマトソーダ|・ノンアル:トマトソーダ
■さば 大根 ねぎ
・アルコール:梅干し出汁日本酒|・ノンアル:東方美人のコンブ茶
■白子 カリフラワー 八朔
・アルコール:冷酒 山廃 愛山|・ノンアル:白ワインバンジョー(ホットワイン)
■甘鯛 かぶら ラズベリー
・アルコール:ハーブ緑柑橘エキスに日本酒|・ノンアル: カボス・ローズマリー・塩・バニラ・仕込み水
■仔羊 ほうれん草
・アルコール:赤ワイン|・ノンアル:ほうじ加賀棒茶・ノンアル赤ワイン
◼︎のどぐろ すっぽん
・アルコール:燗酒 純米2017|・ノンアル:まぐろ出汁ほうじ茶
◼︎みかん 麹
・アルコール:林檎 コーヒー殻エキス 日本酒|・ノンアル:焦がし蜂蜜・レモン
■チョコレート 白味噌
■黒文字 りんご
以上、石川県の「オーベルジュ オーフ」についてご紹介しました。豊かな自然に抱かれ、上質な空間とアート、洗練された美食体験が楽しめる、旅の目的地としてぜひ訪れたいディスティネーションレストラン。来たる連休に向けて、ぜひチェックしてみてください。
問い合わせ先
- オーベルジュ オーフ
- 〈1泊2食付き〉2名1室利用時1名あたり¥45,600〜
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定休日:火・水(祝日の場合は営業)
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※レストランのみの利用も可 土日祝のみランチも営業
価格:¥15,000、¥25,000(税込、サービス料別)
- TEL:0761-41-7080
- 住所/石川県小松市観音下町口48
- TEXT :
- Precious.jp編集部